また、二月の勝者ネタです。

下記、リブログ記事の島津君のお父さんに関する話、私も疑問に思ったというか、ひっかかりました。

 

二月の勝者の4巻に登場する、島津君のお父さん。中学受験にのめり込み過ぎた男親のステレオタイプとしてでてきます。

 

 

この中で、島津君のお父さんが、島津君が偏差値50の学校の入試問題を1/3もできなかったことに対して、お母さんに激怒します(なんでお母さんに?)。そのこと対して、校舎長の黒木が、この時期(7月)では、トップレベルの子でも偏差値50の学校の合格点を超えられないと説明しています。この太字のところがポイントです。

 

島津君、物語の舞台となる桜花ゼミナール吉祥寺校のトップの生徒で、偏差値は60後半の設定です。桜花ゼミナールの偏差値は四谷大塚の偏差値のようです。サピックスに直すと、恐らく偏差値65くらいではないでしょうか。つまりα1レベルのはず。

 

サピックスα上位コースでは、新6年2月から、算数入試問題演習で中堅から上位の学校の算数の入試問題を本番より15~25分程度短い時間でやる校舎が多いです。(やらない校舎もあります)。昨年度をみると、前半に、昭和学院秀英、豊島岡(但し2006)、鷗友、神奈川大学附属、愛光等の問題をやっています。いずれも四谷で言えば偏差値55以上の学校です。

 

出来に関してですが、子供の話を聞く限りは、かなり本番より短い時間でやってますが、全くできない子はあまりいないようです。つまり、島津君レベルの学力設定(α1レベル)ならば、算数が苦手ではない限り、7月時点、偏差値50の学校なら十分合格点を取れると思います。

 

但し、こう書きましたが、とれてなくても心配不要です。算数の場合、各単元の基本と計算能力が大丈夫であれば、9月時点では問題ない。SSの解説を受けた際に、要素レベルですぐに以前やったことと結びつけられるかどうか(これやったことある!わかってるよと思える)まで基本ができていれば、あとは訓練次第と思います。

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