時々掲示板を覗くのですが、その書き込みに、私が投稿したの?って感じのことが書かれていました。でも、私ではありません。エデュは閲覧しますが、書きこむことはないです。

 

合判のことを度々書くので、私は、合判推しと思われる方もいると思いますが、そんなことはありません。合判はデータが扱いやすく、理論に基づいた議論を楽しめるから取り上げているだけです。もう、完全に趣味の世界ですので。

 

ちょうど一年前に書いたことを蒸し返しますね。

この記事、誤解を受けやすいのですが、合判が的確ということを言いたいわけではないです。

 

ちょっと難しい話になりますが、合格、不合格の二種類実現項目に対して、偏差値のような数値データの影響を分析する手法にロジスティック回帰やプロビット回帰などの分析手段があります。おそらく、サピもこれらの分析手段を使って判定偏差値や合格確率を出しているはずです。このビッグデータの時代、さすがに、グラフを書いてエイヤと偏差値決めていないでしょうから。データさえあれば自動的に数値を出してくれます。

 

私でも、サピックスマイページにある入試結果情報を使えば、ロジスティック回帰分析ができます。そして、その分析で、判定の的中率を算出することができます。判定的中率とは、分析から算出した50%偏差値(サピの50%偏差値とほぼ一致)、以上の人を合格判定、それ未満の人を不合格判定とし、実際の入試結果に照らし合わせ、それがどれだけ的中したかを算出したものです。

 

この的中率、合判(4回平均)では、ほぼすべての主要校で70%~80%くらいです。一見、高いようにも見えますが、デタラメでも的中率50%となるので、それほど高くない。仮にも何らかの学力を測っているのだから、最低これくらいは欲しいレベルでしょう。ならば、入試に似せた(つもり)の学校別はどうかというと、これも冴えません。合判と似たりよったりというか、概ね、合判より的中率は低いです。

 

結論的にいえば、合判も大した精度ではない。これは皆さん納得しやすいのと思います。ただ、同じくらい学校別もイマイチということです。多分、難関校の入試問題は問題依存がかなり強烈で、形式似せてそれを補えるものではないということだと思います。

 

例えば、個性的な入試で有名な(実際には過剰に強調されているような気もしますが)、麻布は合判の判定的中率は70%くらいで、明確に低いことは確かです。だからと言って学校別の的中率は高いわけではなく、ほぼ同じくらいの70%の的中率です。要するに、麻布の試験はそういうものだということです。

 

それにしてもサピックスの入試結果情報は貴重なデータでした。もうアクセスできないのが残念です。サピックスに完全に満足しているわけではありませんが、この情報目当てで、下の子をサピックスに入れようかと思うくらい。

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