昨日は合判サピックスオープンだったようですね。このテスト、通常の組分けテストやマンスリーテストとほぼ同じ形式のテストですが、違う点もあります。

それはテスト時間。算国は50分で同じですが、理社は通常マンスリーや組分けが30分に対して、合判SOは40分と長いです。マンスリーは通常の授業時間帯で実施されることが多いので、短めに作ってあるのでしょう。

なので、理社に関して、合判は、マンスリーに比べ問題数や質を時間に合わせ調整していると思います。この塩梅によっては、時間が足りなくなったりして(逆の場合もあるが)、易しめと言われる合判(今回はそうでもなさそうですが.、平均300きる?)でも足をすくわれることがあります(特に計算問題のある理科)。

合判はスピード(処理能力)と正確さ、それと4科のバランスの3要素が試されるテストです。平均点が高めなので、上位陣は、苦手科目を他の科目で挽回することが非常に難しく、バランスが悪いと順位が伸びません。学校別や通常のサピテストで可能な、国語を算数でカバーするとかがほぼ不可能です。入試は総合点ですからバランス悪くても良いのですが、その場合、得意科目の難易度等に左右され、運任せの面が出てきてしまいます。リスク分散の観点からもバランスはやはり重要。

この3要素(スピード(処理能力)、正確性、バランス)はどんな学校の入試でも重要な要素です。合判は、一見、上位校の本番入試と全く違う形式なのに、それなりにまともな判定がでるのは、基礎力に加え、この3要素を測ることができているからかもしれません。

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