3/10は東大の合格発表でした。合格者数ランキングがインターエデュに掲示されてますね。何だかんだで、東大合格者数は、学校のステータスに大きな影響を及ぼします。今年中学受験終了した親としては、子供が進学する学校や併願した学校がどうだったかも気になりますよね。
聖光が躍進です。すでに、サピックスの偏差値を見ても、一歩抜けだしている感ありますので、当然かもしれませんが。
東大合格高校の合格者数の歴史について書いた、東大合格高校盛衰史という本があります。これ、データの詳しさが半端なくスゴイです。1949年から2009年までのすべての年度の上位100校のリストがでています。まさに高校の盛衰がわかります。
1990年代は巣鴨がすごいですね。ベスト10に何度も入ってます。その時代ほどではありませんが、今年も20名以上合格し、理三も複数いて十分レベルは高いです。豊島岡は2001年から出てきます。まさに、21世紀になって大きく伸びた感じでしょうか。
今年、過去最高(たぶん)、だった聖光に関しても触れていて、1986年に受験日2/1から2/2に移したのが転機だったとの見方を紹介しています。最近は入試日を分けたり、ずらす学校も結構ありますが、この辺の戦略も重要そうです。
総合的にみると、東大合格者数の変動は以下の要因によるようです。
・公立の制度改革
・交通の便の改善
・経済状態
・人口動態
・入試日程戦略
今後は、公立中高一貫の動向、首都圏一極集中、都心回帰の影響がどうなるかですかね。