クリスマス2016・クロマキー合成
クリスマスですね。
クリスマスに絡めた動画を作ってみました。
(恥ずかしいので、現在のところ限定公開にしています)
今回、演奏や録音に関しては(ど~でもよくて)コメントは割愛させていただきますが
主に試してみたかったのは、動画(画)の合成。
そのお話です。
今までYoutubeに演奏動画を上げるのに自宅の部屋でギターを弾いてる動画撮影をしていましたが
自宅の部屋とか、場所的にあまりよろしくないかな。。。と。
人様に見てもらうのにふさわしい夢のある豪邸とかならまだしも生活感があって恥ずかしいですし、恐縮してしまいます。
それに何かウッカリ映りこんでしまうといけない物もあったりしますし。(なんだそれ?^^)
かといって、ギターや撮影道具を持って外で撮影というのは少し面倒ですし、時間的にも難しい。
自宅撮影が一番効率的ですので、背景さえ変えられれば...と、調べて行き着いたのがクロマキー合成。
【クロマキー合成】
特定の色を透過させてその透過させた部分に別の映像をや絵をはめ込むという方法。
よく映画やドラマのCG撮影の現場で緑色や青色の大きな布やパネルの前で俳優さんが演技している場面をテレビなんかで見る事がありますが
それです。
身近なところでは、テレビの天気予報なんかもそうで
緑や青のシート(スクリーン)の色を透過させて、その部分に天気図など別の映像を組み込ませているんですよね。
何故、緑と青なのかといいますと、人間の肌の色と相補的な色だからだそうです。
白や赤の成分は、人の肌の色の要素にもなっているようで、同じ色をバックに使うと一緒に抜けて(透過されて)しまいます。
自分も試しに白い壁の背景を抜こうとしましたが、全体的にモザイク状になり、ネガフィルムのような画像になり、ダメでした。
【バック】
緑や青の背景は、グリーンバックやブルーバックと呼ばれ、クロマキー合成用の撮影にはそれが必要。
ネット通販でもそれ用の布を売ってはいますが、結構いい値段するのね。。。(万単位。。。)
私はプロでもユーチューバーでもないので、そこまでは。。。ね。^^
部屋のカーテンが緑の単色なので、それをバックに撮ってみましたが、抜ける事は抜けるんですが、カーテンは餃子みたいなシワが多くて、陰影が出来てしまい、その部分がモザイク状になりキレイに抜けない。
ということで、ネットでも散見される100均(ダイソーさん)のフェルト布を使う方法を試しました。
制作費¥1000未満で。^^v
70cm×60cmの黄緑のフェルト布をガムテープで隙間ができないように貼り付けて、1枚のシートにします。
↓実際の撮影風景はこんな感じ。
↑夢も希望も感じられないくらい殺伐としています。^^
せっかくなので、コレ使って作業のご説明をしますと
↓グリーンバックを透過させて背景画像を出します。
↓切り出す。(あるいはマスクをかけ範囲指定する)
多少、夢と希望が出てきましたかね。^^
と、スクリーンショットの静止画での説明で画質が悪くて恐縮ですが、工程はだいたいこんな感じです。
「背景を出す」というのは、レイヤ(画層)を使っています
イメージ的にはこうですね。
セル画を重ねていく感じです。
上にある物が優先に見えますね。
上にある物の一部を透過すれば(抜いてしまえば)その部分に下の絵が見えるという寸法です。
撮影は、スマホで行っています。
色には注意が必要で
最初に黒色のセーターを着て撮影しましたが、セーターと髪の毛の黒色の部分がモザイク状になり上手く抜けなかったんですよね。
なので、白のセーターに着替え、頭には数年前にスポーツクラブの仮装エアロイベントで使った100均(やはりダイソーさん)のサンタ帽子を着用。
赤と白と肌の色やギターの色は大丈夫みたいですね。
黒はほんと苦手みたいです。
ギターのネック部分の色がどうか?と思っていましたが、微妙に茶色だからか、大丈夫そう。
グリーンバックの際に緑色の服や物を使うと、その部分も一緒に抜けてしまうので、NG。
今年の初めくらいに、ネットの天気番組にガチャピンが出て
同色なので透過されたという放送事故(?)もあったそうです。^^
【使用ソフト】
グリーンバックで撮影した映像の背景を抜く(透過させる)作業ですが
「AviUtl」というフリーの動画編集ソフトを使いました。
色抜きの作業だけでなく、今回の動画はすべてこのAviUtlで完成させています。
いつもでしたらWindowsのムービーメーカーかiPadのiMovieを動画編集には使っていますが
このような込み入った作業の場合にAviUtlは長けています。
結構昔からあるフリーソフトですが、プラグインを追加していく事で出来る事が多くなるという素晴らしいソフトです。
色々出来る分、導入方法とかがちょっと複雑ではあるんですが。
詳しく知りたい方は「AviUtl 使い方」などで検索してみるといいでしょう。
効率的な導入方法から使い方、クロマキーのやり方などかなり親切丁寧に説明されているサイトがありますので、是非そちらをご覧になっていただきたいと思います。
ちなみに、自分のパソコンは、Win10 64bit のノートPCですが、動きます。
【ちょっとだけ録音の話】
動画のミニギター(タイニーボーイ tt-40)と「きよしこの夜」。
2011年のクリスマスにも同じパターンでYoutubeにアップしました。
「被災地にイルミネーションが灯った」というニュースを見て、遠く離れている地にいる自分も安堵感や希望感みたいなモノが出てきて
弾いてみたという記憶があります。
この時のブログ記事を見ますと、スカイプチャット用のヘッドホンマイクで録音していたようです。(笑)
あれから録音方法や機材も変わっていますので、どのくらい音も変わったか?
比較するため、この機会に同じパターンで録ってみました。
ノイズとか細かい処理はしていなく、バックの映像の雰囲気に合わせ軽くリバーブはかけていますが
ま、元(演奏の腕)が変わらないとダメですかね。^^;
もちろん、2016年にお世話になった方々を思いながら、気持ちは込めて弾いています。
では、よいクリスマスを!^^/
クリスマスに絡めた動画を作ってみました。
(恥ずかしいので、現在のところ限定公開にしています)
今回、演奏や録音に関しては(ど~でもよくて)コメントは割愛させていただきますが
主に試してみたかったのは、動画(画)の合成。
そのお話です。
今までYoutubeに演奏動画を上げるのに自宅の部屋でギターを弾いてる動画撮影をしていましたが
自宅の部屋とか、場所的にあまりよろしくないかな。。。と。
人様に見てもらうのにふさわしい夢のある豪邸とかならまだしも生活感があって恥ずかしいですし、恐縮してしまいます。
それに何かウッカリ映りこんでしまうといけない物もあったりしますし。(なんだそれ?^^)
かといって、ギターや撮影道具を持って外で撮影というのは少し面倒ですし、時間的にも難しい。
自宅撮影が一番効率的ですので、背景さえ変えられれば...と、調べて行き着いたのがクロマキー合成。
【クロマキー合成】
特定の色を透過させてその透過させた部分に別の映像をや絵をはめ込むという方法。
よく映画やドラマのCG撮影の現場で緑色や青色の大きな布やパネルの前で俳優さんが演技している場面をテレビなんかで見る事がありますが
それです。
身近なところでは、テレビの天気予報なんかもそうで
緑や青のシート(スクリーン)の色を透過させて、その部分に天気図など別の映像を組み込ませているんですよね。
何故、緑と青なのかといいますと、人間の肌の色と相補的な色だからだそうです。
白や赤の成分は、人の肌の色の要素にもなっているようで、同じ色をバックに使うと一緒に抜けて(透過されて)しまいます。
自分も試しに白い壁の背景を抜こうとしましたが、全体的にモザイク状になり、ネガフィルムのような画像になり、ダメでした。
【バック】
緑や青の背景は、グリーンバックやブルーバックと呼ばれ、クロマキー合成用の撮影にはそれが必要。
ネット通販でもそれ用の布を売ってはいますが、結構いい値段するのね。。。(万単位。。。)
私はプロでもユーチューバーでもないので、そこまでは。。。ね。^^
部屋のカーテンが緑の単色なので、それをバックに撮ってみましたが、抜ける事は抜けるんですが、カーテンは餃子みたいなシワが多くて、陰影が出来てしまい、その部分がモザイク状になりキレイに抜けない。
ということで、ネットでも散見される100均(ダイソーさん)のフェルト布を使う方法を試しました。
制作費¥1000未満で。^^v
70cm×60cmの黄緑のフェルト布をガムテープで隙間ができないように貼り付けて、1枚のシートにします。
↓実際の撮影風景はこんな感じ。
↑夢も希望も感じられないくらい殺伐としています。^^
せっかくなので、コレ使って作業のご説明をしますと
↓グリーンバックを透過させて背景画像を出します。
↓切り出す。(あるいはマスクをかけ範囲指定する)
多少、夢と希望が出てきましたかね。^^
と、スクリーンショットの静止画での説明で画質が悪くて恐縮ですが、工程はだいたいこんな感じです。
「背景を出す」というのは、レイヤ(画層)を使っています
イメージ的にはこうですね。
セル画を重ねていく感じです。
上にある物が優先に見えますね。
上にある物の一部を透過すれば(抜いてしまえば)その部分に下の絵が見えるという寸法です。
撮影は、スマホで行っています。
色には注意が必要で
最初に黒色のセーターを着て撮影しましたが、セーターと髪の毛の黒色の部分がモザイク状になり上手く抜けなかったんですよね。
なので、白のセーターに着替え、頭には数年前にスポーツクラブの仮装エアロイベントで使った100均(やはりダイソーさん)のサンタ帽子を着用。
赤と白と肌の色やギターの色は大丈夫みたいですね。
黒はほんと苦手みたいです。
ギターのネック部分の色がどうか?と思っていましたが、微妙に茶色だからか、大丈夫そう。
グリーンバックの際に緑色の服や物を使うと、その部分も一緒に抜けてしまうので、NG。
今年の初めくらいに、ネットの天気番組にガチャピンが出て
同色なので透過されたという放送事故(?)もあったそうです。^^
【使用ソフト】
グリーンバックで撮影した映像の背景を抜く(透過させる)作業ですが
「AviUtl」というフリーの動画編集ソフトを使いました。
色抜きの作業だけでなく、今回の動画はすべてこのAviUtlで完成させています。
いつもでしたらWindowsのムービーメーカーかiPadのiMovieを動画編集には使っていますが
このような込み入った作業の場合にAviUtlは長けています。
結構昔からあるフリーソフトですが、プラグインを追加していく事で出来る事が多くなるという素晴らしいソフトです。
色々出来る分、導入方法とかがちょっと複雑ではあるんですが。
詳しく知りたい方は「AviUtl 使い方」などで検索してみるといいでしょう。
効率的な導入方法から使い方、クロマキーのやり方などかなり親切丁寧に説明されているサイトがありますので、是非そちらをご覧になっていただきたいと思います。
ちなみに、自分のパソコンは、Win10 64bit のノートPCですが、動きます。
【ちょっとだけ録音の話】
動画のミニギター(タイニーボーイ tt-40)と「きよしこの夜」。
2011年のクリスマスにも同じパターンでYoutubeにアップしました。
「被災地にイルミネーションが灯った」というニュースを見て、遠く離れている地にいる自分も安堵感や希望感みたいなモノが出てきて
弾いてみたという記憶があります。
この時のブログ記事を見ますと、スカイプチャット用のヘッドホンマイクで録音していたようです。(笑)
あれから録音方法や機材も変わっていますので、どのくらい音も変わったか?
比較するため、この機会に同じパターンで録ってみました。
ノイズとか細かい処理はしていなく、バックの映像の雰囲気に合わせ軽くリバーブはかけていますが
ま、元(演奏の腕)が変わらないとダメですかね。^^;
もちろん、2016年にお世話になった方々を思いながら、気持ちは込めて弾いています。
では、よいクリスマスを!^^/