皆様は相対的剥奪という言葉をご存知ですか?




ものすごく分かりづらいですね。


簡単に言うと、

男性が今まで持っていて当然だったものが、女性が権利を主張してきたことによって奪われてしまうことに対して生じる怒りや不満のことです。


つまり、男性陣がどうして女性の権利に対してここまで反発してくるのかというと、自分が今まで持っていて当然だったものや、これからもらえると思っていたものを、女性が権利を主張してきたがために無くなってしまうことに対して反発しているってことですね。


例えば

●今まで家事育児しなくてよかったのに家事育児しなきゃいけなくなった。

●今まで苗字は当然の如く女が変えるものだったのに、男性にも変える余地がでてきてしまった。

●今までは女は年取ってたら売れ残りとか言われるから、女は仕事そこそこにして若くで結婚して子を産むのが当たり前だったのに、今や女が年取って独身でもおひとり様と言われて問題なく社会的権利を与えられ、そして結婚せずとも普通に働き生活できるようになったことによって、男は金持ってるだけでは女と結婚できなくなり、そして今までは金さえ持ってれば若い子と結婚できてたのに、女が同世代婚を主張するがために男も年齢で足切りされる時代になった。

●社会に出て働くのは今まで男の仕事だったのに、女が社会に出だして賃金も男と同じくらい稼げるようになったことにより、「女より男の方が稼いでるから家事育児は女の仕事」という男の常套句が使えなくなった。


こんな感じでしょうか。


でもね女から言わせれば、今まで女が貰えるべきものだったのをあんたら男が奪ってたんだろーが。って感じなんだが、男からすると相対的剥奪にあってると思うみたいですね。



だから女が権利を主張することに男がすごく反発するのは、『女が権利を主張すること自体は別に構わないけど、それによって男の権利が奪われるのを危惧してる』ってことなのです。


でもこれでいいんです。

だって女は今まで奪われっぱなしだったんだから。今やっと男と同レベルのものが与えられつつあります。

何故に性別が女で生まれただけで差別されなきゃいけないのか分からないので、性別で差別されない平等な世の中になってきて本当に良かったと思います。





女性の権利を主張し続けてくれた過去の女性達へ


本当にありがとうございます。貴方方のおかげで女が本来貰えるべきだった権利がやっともらえるようになりました。とても感謝しております。