甘口バターチキンカレー 〜不親切なレシピ〜 | ビストロ タンオタン オーナーシェフのブログ

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temps au temps   フランス語で「ゆっくり時間をかけて」という意味です。
家庭で使えるレシピやプロにも役立つ情報をのんびり更新していきます。
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子供でも食べられる、甘口カレーを作りたくて…

私はフランス料理の料理人ですが、趣味でインドカレーも作ります。

インド料理ではブイヨンや発酵調味料を使わずに、塩とスパイス、素材の甘みで味付けするそうです。
暑い国なので、ブイヨンを取ってもすぐに傷んでしまうんでしょうね。

でも私はブイヨンも発酵調味料も使って、より旨味の強いカレーを作ります。


毎回、感覚で作っているので分量は細かく出していませんのであしからず。
分量は多めなので、家庭では1/4量ぐらいがいいかと。
ミキサー、濾し器必須です。


『材料』
鶏モモ肉 2kg
玉ねぎ 8個ぐらい
人参 1本ぐらい
セロリ 1本ぐらい
ピーマン 10個ぐらい
にんにく 結構たっぷり
しょうが にんにくと同量ぐらい
バター たっぷり
小麦粉 いい感じ
塩 いい感じ
カシューナッツ ひとつかみ
トマト缶 1缶
鶏のブイヨン(市販のブイヨンでもまぁ、良い)1Lぐらい
水 適量

[ホールスパイス]スパイスそのままの形
クミンシード 
カルダモン 
ローリエ  
バイマックル(あれば)

[パウダースパイス]粉状のスパイス
シナモン ちょっと
ターメリック けっこういっぱい
パプリカ ターメリックほどではないけど多め
コリアンダーシード パプリカと同じぐらい
S&B カレー粉 辛くなるからちょっと

[仕上げ]
牛乳
濃口しょうゆ
煮詰めたバルサミコ
ウスターソース
ハチミツ 甘口だから結構ガッツリ

『作り方』
① 鶏肉の皮をはぎ、角切りに。
塩をふって一晩置く。
皮は唐揚げにして食べましょう(使ってもいいけど、子供が食べやすいように使わない)

②にんにく、しょうが、玉ねぎ、人参、セロリ、ピーマンをみじん切りする。薄いキツネ色になるまで炒める。(人参、セロリは無くてもよい。今回は子供用のため栄養面を考え野菜の種類を増やした)

③ホールスパイスを加えて軽く炒める。
パウダースパイス、薄力粉を加えてさらに炒める。
粉がパサパサなら適宜バターを足す。

④トマト缶を加えて、炒め煮詰める。
水、ブイヨン、カシューナッツを加えて煮立たせる。

⑤ミキサーで回し、濾して鍋に戻す。(香りをしっかり搾り取りたいのでホールスパイスごと回している。繊維が残るため濾す、濾し器がない場合、面倒だが、ミキサーに回す前にホールスパイスを取り除く)

⑥フライパンで鶏肉を焼いて、ルーの鍋に入れる。
(生のまま鍋にぶち込んで、あっさり仕上げても良いが、コクを出したいので焼き色をつけた)

⑦鶏肉に火が入るように一煮立ちさせて、仕上げの材料で味を整える。

牛乳はよりマイルドに。
塩は当然塩気、味を引き締める。
しょうゆ、ソースは入れすぎ注意、隠し味。
煮詰めたバルサミコは甘みと酸味。
ハチミツはもちろん甘み。



非常に雑なレシピですが、
料理は分量では無く、フィーリング!
レシピを正確に出すのが面倒なだけ口笛


味はスパイス感がありながらも、甘くて優しい味わいです。
子供が食べられるかは現時点では実証しておりませんので、あしからず。