チームフローの代表、コーチの平本あきおさんが
ストレスについて、メルマガで取り上げていたので
シェアさせていただきますね

とても、わかりやすく解説されてます。
若年性線維筋痛症のお子さんも、ママやパパにも読んでもらいたいなぁ







そもそも、ストレスはどうして起こるか?
ストレスを引き起こす原因となる出来事や物事が、
「ストレッサー」として、大脳皮質によって、
「思い通りにならない」と、認知され、
つづいて、「不快・怒り」の感情が、大脳辺縁系に起こる。
それが、視床下部に伝わり、
1)自律神経系
2)免疫系
3)内分泌系
に、異常をきたし、過度になってくると、
『心身症』というカタチで、ストレスが身体に現れてきます。
1)自律神経系は、
逃げるか、戦うか、興奮に作用する『交感神経系』と
くつろいでリラックスしている『副交感神経系』に、
影響を及ぼしています。
過度なストレスがかかると、
興奮して眠れなくなったり、
仕事が気になって、やめられなくなってしまう場合や、
逆に、意欲が低下しすぎて、何もやる気がしなくなる・・・
といったことが、ストレスが自律神経系に影響した場合です。
免疫系に関しては、
ストレスによって、免疫力がさがることで、
風邪を引きやすくなったり、病気にかかりやすくなったり。
もともと、自分が、身体的に弱い箇所に症状がでることも。
例えば、ストレスが多くなると、
ぜんそくや花粉症、アトピーなどが、でやすくなる人もいます。
内分泌系に関しては、
ストレスによって、ホルモンバランスが崩れ、
生理が来なくなったり、
肌荒れや口内炎、甲状腺異常などがきたします。
もちろん、身体に出るものにたいして、
薬でアプローチすることもできますが、
ストレスそのものに対処する、心理的アプローチのほうが、
効果的に対処できることも多い。
ストレッサーが、ストレスに変わる各段階で、打つ手があります。
まず、「絶対こうでなきゃダメ」っていう考え方をやめてみる。
ほんの少しでも、思い通りでなかったら許せない。
そんな、『完璧主義』に陥ってしまうと、
何を見ても、「コレじゃ、ダメ!気に食わない!」
つまり、そういう人は、いかなる些細な出来事でも、
すべて、ストレッサーに変わってしまうのです。
例えば、東南アジア出身の
『30分や1時間、乗り物が遅れるのは当たり前』で育った人が、
東京に来て、地下鉄に乗って、たとえ5分ほど電車が遅れたとしても、
まったくストレスに感じない。
逆に、5分と遅れを経験したことのない日本人が、
海外で、30分遅れる体験をすると、ストレスになるかもしれない。
ここで、はっきり認識しておいてほしいことは、
高いクオリティーを追求していくことと、
完璧主義ですぐストレスになってしまうことは違う、ということ。
「精度を追求しつつ、結果に振り回されない」
そんな心構えが、大事です。
2つ目の対策が、
万が一、思い通りにならなかったとしても、
いかに感情的にならずにすますか、という方法。
ストレスを受けた場面から、即、場所を変え、
外に出て、大きく伸びをしながら、深呼吸。
出来事とは、まったく関係なく、
楽しかった過去の場面や、ワクワクする未来に意識を向けてみたり、
愛する人や、自分を愛してくれている人を、ちょっと思い出したり。
コーヒーブレイクしたり、
外の空気を吸ったり、
見晴らしのいい場所に行ったり。
とにかく、即座に、その場を離れて、
気分を変える。
3つ目のアプローチは、
普段から、瞑想やヨガ、呼吸法などで、
自律神経系を活性化させる。
野菜など、ビタミン、ミネラル、栄養価の高い食事を積極的にとったり、
昼寝など仮眠をするのでもいいので、睡眠時間を確保することで、
免疫力を高め、内分泌系のバランスをとる。
定期的に運動したり、映画や、DVD、ドラマで、
しっかり感動の涙を流したり。
それも、有効。
最近、よく見かける一番マズいのは、
ストレスがかかってること自体に、本人が気づいていないこと。
知らず知らず、会社でのプレッシャーや、上司の小言。
部下の身勝手や、家族との不和。
目標に向けて思うように成果がでない・・・。
じわり、じわり、と、思い通りにならないと感じていながら、
自分の心と身体と感情にフタをして、
気づかないようにしてしまっていること。
意識はなくとも、少しづつ、身体は蝕まれる。
最近ずっと、頭痛が続いたり、胃腸が調子悪かったり、
医者に見てもらってもはっきりしない、微妙な体調不良。
あげくのはてに、通勤中に倒れてしまうことも・・・。
まずは、自分にとって、何がストレッサーになっているか、
しっかり向き合って、対処することが、大事。
平本あきお
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