こんにちは、あや子です(*^^*)

本棚を整理したら、まだ読めてない本が20冊近く出てきました(^_^;)
なんてこった!

大体が短編集で、2、3編読んでそのまま…というのが多いみたいです。

『尾崎翠集成(上)(下)』もそのひとつ(上下とあるからふたつ、かな)。


中野翠編『尾崎翠集成(上)(下)』ちくま文庫

尾崎翠は去年、本をよく読んでいる知り合いにすすめられて手に取りました。

「第七官界彷徨」「歩行」「地下室アントンの一夜」―小野町子もの、とでもいえばいいのかな、この辺りを読みました。あと「アップルパイの午後」「こおろぎ嬢」。

この人の本を読むと…
中学校の理科室にひとりいるみたいな、あるいはソーダ水に身体ごと浸けられているような、感覚になります。そして出てこられない。

…なんて曖昧な。
人に伝えるのに適した言葉ではないですね(^_^;)
あくまで自分のなかでの感想です。

でも、本当にどっぷり浸る感じなんです。
この感覚は子どもの頃以来かも。

「赤毛のアン」「若草物語」「あしながおじさん」
子どもの頃、お気に入りの本を毎日繰り返し読んで、四六時中物思いにふけっていました。
家と学校を往復する日常と、本の世界、どちらに生きてるかわからないような過ごしかたをしてたんです。

今も、好きな本、これはすごい!って本に出会うことはあるけれど、そこまで日常に食い込んでくることはありません。

少しだけ社交的になったということなのかな(^_^;)
昔はひとり本を読んでいるのが一番幸せだったけれど、今は人と接するのも好きだもんね。

ともかく、尾崎翠の本を読むと、子ども時代の読書感覚がよみがえってくるのです(*´`*)

児童文学っぽいわけじゃないんですけどね。
もっと大人の、理系っぽい…

また読み返したくなってきました(*^.^*)
読めてない作品も春休み中に一読しよう。
もう少し、わかりやすく紹介できるようにしないとですね(^_^;)