結局、少しだけ鳴らしてから、電話を切ってしまった。




辛すぎる。



もう知らない!!と心底思った。




そして、不貞腐れながら眠れないなーって思っていたら、ハルキさんから着信が…。




「…ごめんなさい。仕事が忙しかったのと、その後飲みに行っていたので連絡するタイミングがありませんでした。

電車に乗ったらメッセージを送ろうと思っていました。」
と。


時間はとっくに23時をまわっていた。





私、無言。


ハルキさんも無言。




暫くの沈黙のあと、私が何か言わないと、会話にはならないんだろうな…と断念して。




「何て言っていいのか分からないです。私、時間を作るの大変なんですけど。」





「すみません、まだ戴いたメッセージをちゃんと読めてなくて。」




「どれだけ待っても明日の時間が決まらないので、明日のデートは見送りましょうと送りました。」





彼、沈黙。




私も沈黙。





まぁまぁ長い沈黙の後、




「僕は、明日時間はありますので…。」
ハルキさんがポツリと言って…




そう言われると、私も弱くて…。





「私に会いたいと思っていますか?」




「思ってますよ。」




「じゃぁそこから「好き」って言ってもらえますか?」




「えぇ?………好きです。」





「もっと大声で大好きだー!って言って欲しかったですが。」





「それをすると、僕は電車から降りないといけなくなります。」





「でも、私の機嫌は直りました。」




「メッセージします。」




「はい。お待ちしております!」




その後ハルキさんから


連絡出来ず、すみませんでした。

明日11時◯◯前でお願いいたします💕💕

食べるものはちょっと調べてみますが、パスタでもいいですね💕

本当にすみませんでした。でも、めぐみさんのことが大好きです💕💕

おやすみなさいませ💕


とメッセージが♡
ハートがいっぱい♡



もう、私の不貞腐れた気持ちも飛んでいってしまって。



本当に彼のことになると一喜一憂。




単純すぎる。高校生のよう。




私も大好きです♡ってハートいっぱいで送ってしまった。




それで、嬉しくて眠れず、就寝は2時…そして起床は5時という…。

まるで小学生。



本当に適当に扱われているとは思うのだけど、でもやっぱりハルキさんが好きだなぁって思った。



会えないと思っていたのに、やっぱりデートできる事も嬉しくて幸せで。


上手く言い包められていますよね…。




そして、デートに向かうのだけど…




やっぱり不機嫌が顔を出すのだった…。