平安中期、のちに「三蹟」と称される藤原行成。

和様の書の完成形ともいわれる、行成の「白氏詩巻」!

 

あこがれのこの書を、なんと臨書しようという無謀な試み進行中☆

生温かい目で見守っていただければ幸いです。

 

内容は、白楽天(白居易)の漢詩8首ですので、1首完成ごとにあげていきたいと思っております。

 

今回は2首目です。

 

白氏詩巻2

(1行目)送兗州崔大夫駙馬赴(2行目)

(3行目)戚里誇為賢駙馬(4行目)家認作好詩人魯侯不(5行目)得孤風景沂水年々(6行目)有暮春

 

兗州の崔大夫駙馬の鎮に赴くを送りき

 

戚里は誇りて賢き駙馬と為したり

儒家は認めて好き詩人と作(な)したり

魯侯風景を孤(そむ)くこと得ざれ

沂水(きすい)に年々暮春有り

 

『日本名跡叢刊12 平安―藤原行成 白氏詩巻/本能寺切』二玄社、1977年

 

 

相変わらずいろいろ直したいところもありますが……。

線の肥痩とか字粒自体まで、個々の文字で結構差があります。よく観察し、なるべく忠実に写し取るよう、頑張っています。行成に近づくみたいで、楽しいですねラブラブヘンとかいわないで

 

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