本日はお忙しいなか、2015年東京までお集まりいただき、まことにありがとうございます! わたくし司会のくじょうと申します☆


素敵なお料理とくつろぎの空間で、みなさま、

雄略被害者友の会。

メンバーをおもてなししつつ、あの人のお話をお伺いしたいと思います。


チューリップ黄 チューリップ赤 チューリップオレンジ


雄略友の会


 以下の内容は、記紀のどこか(どちらか)にある記事を元ネタにしています。記紀で内容が食い違っているものもありますが、適宜取捨選択しています。気になる人は調べてね☆


 なお、名前の表記は、原則的に紀にあるものはそれに従っています。


チューリップオレンジ チューリップ赤 チューリップ黄


黒彦: 「。」はいらないんじゃないの「。」は。

――すいません。つい勢いで書いちゃったもので。ええと、坂合黒彦皇子さんですね。

黒彦: そう。俺、あいつの兄なんだよ、一応。なのに穴穂の兄貴が殺されたとき……

――安康天皇(長兄の穴穂皇子)ですね。継子の眉輪王に殺された?

黒彦: そうそう。そんときさ、あいつ、俺のとこ来ていきなり、「兄貴が殺された! いまから敵取りに行く! 兄貴は行くんだろ? え? なに? 迷ってる? 行かないってことだよね? じゃあ、殺す」とか言っていきなりグサッ。お前もだろ、白彦。

白彦: おんなじです……

――あの人のすぐ上のお兄さん、八釣白彦皇子さん。

白彦: はい。まったく、意味わかんないっすよねー。


――皇子時代のあの人に殺されたといえば、市辺押磐皇子さんも有名ですよね。


このへんで、関係者系図を出しておきましょうか。(網掛けは天皇)



雄略系図

――では、あらためまして、市辺押磐皇子さんをご紹介しましょう。


市辺: こんにちはー、市辺でーす。そもそもあれの兄の安康天皇が、のちのちわたしに位を譲りたいみたいなことを匂わせてたのが気に食わなかったらしくて。狩りのどさくさに殺されちゃいました(;^_^A 弟の御馬皇子も殺されちゃったのは可哀想だったけど。

結局、皇位継いだのわたしの血筋ですしね。ま、長い目で見ればね……


――お孫さんの手白香皇女さんが継体天皇との間に欽明天皇を儲けられましたね。




幡梭: 私も被害者よ。

――あ、初めての女性ゲスト登場! 皇后の草香幡梭姫皇女さん。

幡梭: 正妃っていっても、祀り上げられていただけであんまり大事にされた感じしないし……結局子供もできなかったしね。そもそもあの人の兄って人が勝手に縁組して、しかもお兄様はだまされて……

――ええと、整理しますと、安康天皇が縁談を決められたんですよね。でも行き違いがあって幡梭さんの保護者であるお兄さんの大草香皇子は叛逆の罪を着せられて殺されてしまう。

韓媛: 私だってあの人にお父様を殺されて……故郷の葛城だってめちゃくちゃよ。まぁ、私の子を天皇にしてくれたのは感謝してるけど……でもそれだって本当にあの子の幸せになったのかっていうとねぇ。

――大豪族葛城円どのの愛娘・韓媛さん! たしかに、息子さんの清寧天皇はからだも弱くて、大変でしたものねぇ。結局血筋は途絶えるわ、しょっぱなから叛乱スタートだわで。


稚媛: 叛乱起こした星川の母だけど、なにか文句あんの? うちの子に継がせればよかったのよ! なんで敵視されなきゃいけないわけ? そもそもあの男が夫を追いやって私を強奪したくせに!

――吉備出身の稚媛さん。お噂通り、お美しい!……あなたも、息子さんの磐城皇子星川皇子も、ともに殺されてしまいましたものね。


童女君: それを言ったら私の生んだ子なんか、ほんとに俺の子かとか言われるし。あのかた、ひどくない?

――まぁ、可憐なひとですねぇ。ああ、春日の和珥(わに)の! 一夜でみごもったという……

いやその、新婚初夜に七回もやれば……あっ、いや、その(もごもご)

とにかく、童女君さんは悪くないと思いますよ!!(^O^)/

童女君: そう? ありがと(*^▽^*)


赤猪子: ちょっと待ってよ。私なんて口約束だけで待ってたらそのまま忘れられてBBAよ! どう責任取ってくれるのさ? まぁ、男の人はもっとヒドイ目に遭わされている人もいるみたいだし、命があるだけマシだけど……

――たしかに、赤猪子さんの話はひどいですよね。女性の敵です(`ε´)

赤猪子: あとで歌とか豪華景品(?)とかもらってもねぇ?


池津媛: っていうかあたしは殺されてますけどね……。

わざわざ百済から送られてきた挙句よ。だってほかの男のほうがよかったんだもん。王者の癖に寛容さが足りないわ~!!!

――………(池津媛さん(ノ_・。)




黒彦: 女も盛り上がってんな~。

安康: っていうか、実は最近、俺もハメられたんじゃね? って気がしてきてるんだよな……

――うわっ、呼んでませんけど?!(あ、安康天皇?!)

黒彦白彦: 兄貴!?

葛城円: その巻き添えで里を襲われちゃったワシ。

安康: そもそも眉輪が俺を殺すように仕向けたのって、やっぱあいつじゃないかって、考えれば考えるほどそんな気がしてさぁ。

黒彦白彦: えっ、マジで?!

安康: な、なっ、そーなんだろ、眉輪?

――あっ、大草香皇子の忘れ形見にして、安康天皇さんの継子の眉輪王さんじゃないですか! 真相はいかに?!


眉輪王 ↓ ↓ ↓
眉輪王



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