臨書つづき、定番の3×6=18字。


「簿」の字は、完全に「薄」ですね。

というか、古文書でもそうですが、たけかんむりとくさかんむりは、ほぼ通じています。



36.還師振旅諸國禮遣且二百萬悉以薄官遷右
攻城野戦、謀若涌泉、威牟諸賁。和徳面縛歸死、還師振旅。


城を攻め野に戦うに、謀は涌泉の若(ごと)く、威は諸賁に牟(ひと)し。和徳面縛して帰死し、師を還して旅振(ととの)う。



諸國禮遣、且二百萬、悉以薄官。遷右扶風槐里令、遭同産弟憂棄官。


諸國の禮遣、且(まさ)に二百萬ならんとするに、悉く以て官に簿す。右扶風槐里令に遷るも、同産の弟の
憂に遭いて官を棄つ。