新馬場~品川散歩 7月17日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

お散歩ナビゲーター小島信康です。

 

今回は只今開催中の東京お散歩教室「夏企画 新馬場~品川散歩」の初日の様子をご紹介します。

(夏企画は夏季限定の夕方からのショートコース)

 

出発は新馬場駅から。

 

まずは、稼穡稲荷社へ。

 

 

稼穡稲荷社は、品川区北品川2丁目に鎮座する、宇迦能比売命を御祭神として祀る神社。

稼穡は農業を意味し、別名「荏川稲荷」とも称されています。

由緒は、文久元年(1861)、六行会の生みの親•山本伴曹が狐の嫁入りの夢を見て、荏原神社の神主•鈴木播磨に頼み、伏見稲荷の御分霊を勧請したのが始まり。

社殿脇には、推定樹齢500~600年のイチョウの巨木がご神木として立ち、保護されています。

 

稼穡稲荷社の次は、荏原神社へ。

 

 

荏原神社は、品川区北品川2丁目に鎮座する、高龗神を主祭神に、天照皇大神・須佐男之神・豊受姫之命・手力雄之神・大鳥大神を配祀する神社。

また、東海七福神の一社として恵比須神も祀っています。

由緒は、和銅2年(709)に奈良の丹生川上神社より高龗神(龍神)を勧請して創建。

長元2年(1029)に神明宮、宝治元年(1247)に京都の八坂神社より牛頭天王を勧請。

古より「品川の龍神さま」として、源氏、徳川氏、上杉氏等、多くの武家から信仰され、南品川の鎮守として崇敬を集め、明治元年(1868)、准勅祭社に指定。

明治天皇の京都・東京行幸の際には、内侍所として利用されたこともあります。

社号は、古くは「貴船社」「天王社」「貴布禰大明神」「品川大明神」などと称されましたが、旧荏原郡の中で最も由緒のある神社であったことから、明治8年(1875)、荏原郡の名を冠した現社号に改称。

境内は、弘化元年(1844)に造営された社殿を中心に、神楽殿や境内社があり、参道には恵比須像が置かれています。

 

荏原神社の次は、「品川菓匠 孝庵」へ。

 

 

品川菓匠 孝庵は、品川橋のほど近く、旧東海道の北品川商店街沿いの洋菓子店。

こちらで、名物の「しながわ宿場ロール」などを買って、近くにある北浜公園でおやつタイム。

 

 

おやつタイムの後は、引き続き目黒川沿いを歩いて、東品川海上公園へ。

 

 

東品川海上公園は、品川区東品川2・3丁目にある区立公園。

天王洲南運河の両岸にあって、双方は運河に架かるアイル橋によって結ばれ、園内には、東京都下水道局東品川ポンプ所の屋上を活用した屋上庭園、ボードウォーク、ミッフィーお花のひろばなどのほか、寛政10年(1798)5月に品川沖に迷い込んで捕獲された鯨をモチーフに製作された、くじら型ジャンボ滑り台もあります。

 

 

初日は、東京都下水道局東品川ポンプ所の屋上庭園で記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。

 

東品川海上公園の次は、シーフォートスクエアへ。

 

 

シーフォートスクエアは、品川区東品川2丁目、天王洲アイルの一角にある様々な施設を擁した街区。

シーフォートタワー、東京フロントテラス、センタービルディング、JTBビル、天王洲 銀河劇場などが建ち並ぶアメニティ空間で、シーフォートは「海の砦」を意味し、第四台場跡地という歴史的背景から、このような名称になりました。

 

シーフォートスクエアの次は、第四台場石垣跡へ。

 

 

第四台場石垣跡は、品川区東品川2丁目に所在する、天王洲アイル第一水辺広場のボードウォーク下にある台場跡。

ここには、天王洲アイルが埋め立てられる前、第四台場だった頃の石垣が残っています。

第四台場は、工事途中で打ち切られてしまったもので、「崩れ台場」ともいい、後に緒明菊次郎がここに造船所をつくったので「緒明台場」ともいわれています。

 

第四台場石垣跡の次は、天王洲ふれあい橋へ。

 

 

途中、天王洲アイル第二水辺広場のボードウォークをぶらぶら。

 

 

天王洲ふれあい橋は、港区港南4丁目と品川区東品川2丁目を結ぶ、天王洲運河に架かる歩道橋。

天王洲地区再開発の一環として、平成8年(1996)に架けられた人道橋で、橋長69.3m、幅員は4.0m。

構造形式はレトロなピントラス構造で、この橋の完成により、品川駅から天王洲地区への徒歩によるアクセスが大変便利になりました。

 

天王洲ふれあい橋の次は、港南公園へ。

 

 

港南公園は、港区港南4丁目に所在する区立公園。

開園は昭和52年(1977)8月で、高浜運河沿いにA面・B面・C面・D面の4つの広場が散り散りに設けられており、4面合わせて約6,077㎡の敷地面積を有しています。

 

港南公園の次は、豊川吒枳尼真天へ。

 

 

豊川吒枳尼真天は、品川区北品川1丁目、八ツ山公園内にある稲荷堂で、しながわ百景の一つ。

由緒は、昭和7年(1932)に品川区の鬼門除けとして八ツ山埋立地に創建されたといい、人々の信仰を集めています。

 

豊川吒枳尼真天の次は、品川セントラルガーデンへ。

 

 

品川セントラルガーデンは、「品川駅東口地区再開発地区計画」の開発区域のうち、A1地区(品川インターシティ)、B1地区(品川グランドコモンズ)の建物間に南北に広がる、長さ約400m、幅約45m、面積約18,000㎡の都市公園。

竣工は平成15年(2003)3月で、敷地内にはビル風を緩和するための高木樹木約290本と、その間に低木や地被類が植えられているほか、品川の自然をテーマにした7つのフォリー(造形物)、4つの水景などが設けられています。

 

こんなふうに、あちこち見どころを巡って、品川駅でお散歩終了。

 

ご参加くださいました皆様、誠に有難うございました。

 

それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします。

 

東京お散歩教室

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