今朝、ゴミ捨てに行きました。
昨日は仕事が満席で、
一日中バタバタ。
仕事が終わって帰宅したあとも、
ハイボール片手に深夜まで漫画制作。
そんな夜を過ごした翌朝です。
本音を言えば、
昼過ぎまで寝ていたい。
でも今日はゴミの日。
行かなくては……。
低血圧で朝が弱い私は、
半分寝たまま、よろよろとゴミステーションへ向かいました。
途中ですれ違うのは、
出勤するサラリーマンや、
登校する中学生たち。
私は今日、仕事が休み。
でも世の中は週初めの月曜日で、
私が眠かろうがなんだろうが、
世界は普通に動いている。
そんなことをぼんやり考えながら、
ゴミ袋を持って歩いていたとき。
突然、
キラ✨
と、私の中に言葉が降ってきました。
「ゴミって、幸せの燃えカスなんだ。」
自分でも、
なにそれ
と思いました。
でも、ゴミ袋の中を考えてみると。
食べたものの包装。
飲んだ珈琲の袋。
誰かと食べたお菓子の箱。
使い切った日用品。
何かを買ったときの包み。
昨日まで「生活」だったものが、
役目を終えて、
今朝はゴミ袋の中に入っている。
そう考えると、
ゴミって、
ただの「いらなくなったもの」じゃないのかもしれない。
私たちが暮らした痕跡なのかもしれない。
食べた。
飲んだ。
使った。
笑った。
誰かと過ごした。
その時間そのものは、
もう残っていない。
でも、
燃えたあとの痕跡だけは残っている。
だから私は、
「ゴミって、幸せの燃えカスなんだ」
と思ったのかもしれません。
目に見えない愛とか幸せって、
その瞬間には案外、気づかないものです。
愛って、
ものすごく大きな出来事として
残るものばかりじゃなくて、
「そういえば、あの人、あれしてくれたな」
みたいな、
どうでもよさそうな日常に
擬態して残っているのかもしれない。
ゴミステーションを見ると、
誰かが捨てたゴミ袋の中に、
丸められたアルミホイルがありました。
ただのゴミです。
でも、
もしかしたら。
誰かが誰かを想って作った
おにぎりを包んでいたものかもしれない。
朝早く起きて、
「今日も頑張ってね」
なんて思いながら、
握ったおにぎりだったのかもしれない。
もちろん、本当のところは分かりません。
ただのアルミホイルです。
でも、それを見ていたら、
実はそこらじゅうに、
小さな愛の痕跡が落ちているのかもしれない。
そんな気がしました。
ゴミ袋を持ったまま、
私は少し泣きそうになりました。
子どもの頃のことを思い出したからです。
私はずっと、
「自分は愛されていなかった」
と思っていました。
厳しかった。
暴力もあったし
傷ついたこともあった。
扱いが雑だと感じたこともあったし、
否定されているように感じることも多かった。
その記憶は、
今さらなくなるものではありません。
でも。
おにぎりを作ってもらった日もあった。
ふと、そんなことを思い出しました。
あれも、
愛だったのかもしれない。
私が「愛」と呼ばずに
通り過ぎてしまっただけで、
私の人生にも、
小さな愛の痕跡が
いくつも残っていたのかもしれない。
そう思ったら、
帰り道。
涙と鼻水で、
顔がぐしゃぐしゃになりました。
朝っぱらから、
ゴミ捨てに行っただけなのに。
人生について考えながら
泣いて帰ってくるとは思いませんでした。
ちなみに。
私が、
「ゴミって、幸せの燃えカスなんだ!!」
と気づいた、まさにそのとき。
どこかでカラスが、
🐦⬛ カー!!!
と鳴きました。
私は勝手に、
「そのとおり!」
と返事をしてもらえたような気がしました。
朝のゴミステーションには、
案外、
幸せの燃えカスが
たくさん落ちているのかもしれません。
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