農地の上空3メートル程度に太陽光パネルを間隔を置いて配置し、地上は農地として利用し、上空では太陽光発電をする「ソーラーシェアリング」が全国で次第に拡大しています。そこでもし、日本の全ての農地で実施したらどの程度の電力が供給できるかを私なりに試算してみました。
日本の全農地面積は約400万ヘクタールです。ソーラーシェアリングの場合、1ヘクタールでおよそ年間50万kwh程度発電が可能です。全農地でソーラーシェアリングを実施すると計算では400万ヘクタール×50万kwh=2兆kwhとなります。
現在の日本の全電力消費は約1兆kwhなので、その2倍の可能性があるということです。つまり原発や化石燃料を発電に使わなくてもソーラーシェアリングだけでも日本に必要な電力供給は可能で、これに風力やバイオマス発電を加えれば自然エネルギーつまり再生可能エネルギーだけで必要な電力供給は十分可能です。あとは政策的に急いで進めるかどうか、政治的選択にかかっています。計算は間違っていないと思いますが興味のある方は計算してみてください。