台風21号が去ったと思ったら今度は北海道で大きな地震が発生しました。多くの人が亡くなられ、大規模停電が発生するなど、甚大な被害が出ています。関係者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 

昨日は立憲民主党エネルギー調査会の一員として、予定していた東海第二原発と東海再処理工場の視察に出かけました。東海第二原発は40年間と定められている稼動期間が残りわずかですが、原電は大規模な安全対策をしてさらに20年の稼働を目指しています。巨額の費用をかけて安全対策をしても採算が合うとは思われず、負担は東電などの電気料金に跳ね返ることを考えれば、40年で予定通り停止を決め、廃炉に向かうべきだと考えます。

 

また東海再処理工場も大半の部門は廃止措置中ですが、終了まで70年かかるという説明でした。両原子力施設は極めて近接しており、福島原発事故のような原発事故が発生すれば近隣の原子力施設は避難区域に含まれる可能性が高く、そうした事故の連鎖に対する対応策を聞きましたが、あまり考えていないようでした。東海第二原発から30キロ圏の6自治体は再稼働の協議対象になっています。6自治体で最大の水戸市長にも面会しました。避難計画に対する国の責任が明確でないことなどいろいろと意見交換ができました。

 

記者会見では茨城県での参院選のことも質問されましたが、2人区は立憲民主党の公認候補を出すという枝野代表が明らかにしている方針を改めて明確にしておきました。