今日、太平洋戦争が終わって73回目の終戦の日を迎えました。私が生まれたのは終戦から1年2か月後で、子供のころ我が家には戦争中に落とされた焼夷弾の先端についていた鉄のおもりが漬物石の代わりに使われているなど、戦争の傷跡がいろいろな形で残っていました。4歳年上の姉は海に落ちた焼夷弾が燃える様子を覚えていました。

 

 戦争は自然災害ではありません。人間が起こすもの、起こしたものです。太平洋戦争は1941年東条内閣の時に「大東亜戦争」という名で始められました。戦後、太平洋戦争の開戦を決定した東条内閣について、東京裁判で国際的には責任を追及されましたが、日本自身の手による戦争責任の追及はドイツなどに比べて生ぬるいものでした。ドイツでは戦後ヒットラーによるナチス政権の戦争責任を徹底的に追求し、同じような過ちを2度と起こさないための教育が行われて、今日に至っています。

 

 特に安倍総理は、太平洋戦争の開戦を決めた東条内閣の商工大臣であった岸伸介元総理の孫です。しかし安倍総理の太平洋戦争に対するこれまでの言動からは、先人である日本の政治家が自らの意志で起こした戦争であることに対する真摯な反省が感じられません。何か「自然災害」と同じように人間の責任を超えた出来事であったような表現が目立ちます。戦争はもちろん自然災害ではありません。人間自身が引き起こす「大・人災」です。政治家は特に責任が重い。そのことを肝に銘じて、二度と戦争を起こさないためにはどうするべきかを真摯に考える一日にしたいと思います。。