最近、鹿児島、宮崎と言えば新燃岳の話題で全国ニュースなどではもちきりですが、私たち鹿児島市民からしてみると色々と考えさせられることがあります。。


皆さんご存じのように鹿児島には「桜島」という活火山がありまして、毎日のように噴火します。


ほんとに毎日です。


毎日どころか最近は活動が活発になって一日に2回3回噴火することも珍しくありません。



私の住んでいる鹿児島市は桜島から見て西側に位置するため、桜島が噴火してもこの冬の時期は西高東低の冬型の気圧配置の影響で風が中国側から太平洋側に吹くことが多く、そのため鹿児島市に火山灰が降ることはめったにありません。


そのかわり、夏は逆に温かい風が太平洋側から大陸に向かって吹くことが多いため鹿児島市は灰まみれとなります。


つい2日ぐらい前、比較的暖かい日があったのですが、その時は暖かい風が太平洋から吹いていたのか季節はずれの降灰にみまわれ車が真っ白になってしまいました。


そういう生活に慣れてしまっているので「新燃岳」が噴火するたびにニュースになっていることに非常に違和感を感じます。


もちろん、今まで噴火していなかった火山が急に噴火をしたのですから大きなことなのですが、火山灰の影響で農作物がやられましたとか灰の掃除が大変ですとかいう話というのは、鹿児島市では毎日のことで私が生まれる前からずっと鹿児島市民は降灰と共存しています。


新燃岳の近隣にお住まいの方は日常ではないことが最近起こっていますし、噴火のことを考えると夜もおちおち眠れない方がいらっしゃるとは思いますが、私ども鹿児島市民からすると毎日噴火するので慣れてしまい、新燃岳のニュースにとても違和感を感じてしまうのです。


火山のことは詳しくないので、桜島の噴火と新燃岳の噴火は種類が違うといわれればそれまでですが、この最近の新燃岳の状況から察しますと、誤解を恐れずに発言しますと、鹿児島市民や垂水市民の方がたぶん何十年にもわたってとても大変です。


あんまり、桜島のことはニュースになりませんが何でですかね?


日常茶飯事だからでしょうか?