GIVENCHYの名香 イザティス



 巨匠ドミニク・ロピオン氏の作品としても有名ですね。

 


 私の一番大切な香水です。

 


 出会いは幼い頃、母の鏡台。

 美しいボトルに入った琥珀色の液体に、どうしようもなく惹かれました。


 そっと蓋を外し、鼻にボトルを近づけた瞬間、一瞬でオリエンタルな香りの虜に。


 同時に私の中に、香水への憧れが生まれました。

 

 

 私にとってこの香りはまさに原風景。

 実家の和室の畳や、掛け軸、防虫香の香り。そして、穏やかな幼い頃の記憶の香り。母の香り。私は幸せな子供だったのだと気づかせてくれる、そんな香りです。

 

 

 オリエンタルでミステリアスでセクシー、けれど凛として媚びない。日本人にとっては懐かしいサンダルウッドとアンバー、エレガントなフラワーの香り。決して爽やかでフレッシュな香りではありません。

 現代で普段使いするには、この香りに見合う素敵な女性に成熟していることが求められるでしょう。

 いつか年を重ね、人として成長して、この香りが似合う女性になりたい。そう思わせてくれます。

 

 

 使いたいシーンは凛とした空気感を身に纏いたい時。

 濃い色目の和装時。

 スーツで使いこなせたら・・・素敵すぎます!

 

 

 私にとっては一生伴に歩みたい香りです。

 今持っているクラシカルで優美なオリジナルデザインのボトルを、大切に、大切に使っていきたいと思っています。現在のボトルデザインはモダンでスタイリッシュになりましたね。こちらも素敵ですが、私はオリジナルのボトルデザインがやはり大好きです。

 お婆ちゃまになって、老人ホームのベッドサイドまで持っていきたい。

 身に纏わなくても、時折香りを楽しみたい。

 

 そんな、まさに名香。 GIVENCHYのイザティスです。