お疲れ様です。


会員の小松是雄です。


桜もほとんど散ってしまいましたが、
入学式シーズンだったりして、連日フェイスブックや、ニュースで入学式の様子が多く見られました。


そんな中、知り合いの妙弘寺様にて、

『得度受戒式』

という式に出仕させて頂きました。

これは出家してお坊さんの第一歩を踏み出す
いわゆるお坊さんの入学式みたいなもの


聞いたところ私も師匠と一緒に本堂でお経をあげて得度式をやったという事でしたが、当の本人が全く覚えておりませんでした…


寺族のみで行った事もあるのだと思いますが…


妙弘寺様の『得度受戒式』では檀信徒の方々を沢山お招きし盛大に厳修されました。


私は阿闍梨という役を任されたのですが、改めて法要式を見ると沢山の所作があり驚きました。


何しろ皆さんやった経験が全然無かったので前日に入念なリハーサルを行い当日を迎えました。


法要の中では出家するに当たっての心構えや御経本、御遺文、法衣、名前が戒師から授けられます。


その後、まだ小さな息子さんが御両親に伏拝し、出家の覚悟、感謝の気持ちを述べるのですが、とても胸にくるものがございました…涙


戒師をお勤めになられた妙弘寺の御住職が

「私達は法要に於いて御釈迦様や御祖師様、仏様等に何度も何度も伏拝をしているけど、自分の両親に伏拝し、感謝の気持ちを捧げるのは、この得度受戒式だけなんだよ。」

と、仰られたのがとても感動的で印象に残っております。


私も最近では何事もなるべく楽に、省略したりしてしまいがちですが、受け継いで来たものをしっかりとやる事の大切さを感じました。

滅多に見る事の出来ない『得度受戒式』に出仕させていただいた事とても光栄で有難いことでした。

私も初心を忘れず精進して行こうと思います。