1月17日の震災記念日の晩に出発する、2010年度お正月シーズン
最後の運転となる『ムーンライト ながら』に乗って東京へ行くのに、
かなり時間に余裕があったんで、琵琶湖の北側を回って『ムーン
ライト ながら』の出発駅・岐阜県の大垣へと向かいました。
新快速は京都・山科から湖西線に入り、新車のテストコースとして
最高速を出せる高規格複線路の北陸バイパス線を、猛スピードで
駆け抜けて行きました。
湖西線の半分を越えたぐらいから、天候が暗くなり、周辺の田園も
積雪が増え始め、乗り換えの為下車した近江塩津という駅では、
我々京阪神アーバンネットワーク内に住んでる人間にとっては
豪雪と感じる深い雪に包まれていました。
中央付近には、スプリンクラーが常時散水しており、雪が解けていました。
北陸からの特急列車の通過も雪を舞い上げながら走り、迫力が
あって、凄まじかったです。
そして、ようやく来たローカル列車に乗り込み、長浜で新快速に
乗り換え、米原よりJR東海の特別快速乗車、大垣では晩御飯を
食べに入った喫茶店?がJR東海の常連客が多いみたいで、
駅員さんか乗務員のお客さんが後に多く入ってきました。
明日香さんの撮影&パーティーを行った後、時間が余っていたので
埼京線・武蔵野線をある程度乗りつぶし、常磐線で上野へ下りて
きました。その時に明日香ちゃんDayだったので、先ずは明日香さんの
地元へゆく常磐線特急『スーパーひたち』を撮影、
その後、ちょっと変わった撮影方法で高崎線特急『あかぎ』を撮影
しました。『あかぎ』の車両は、後に出てくる117系と兄弟関係にある
車両で、外見も内装もソックリなんです。
そして、東北線の長距離列車専用ホームにギャラリーが数名いると
思ったら、『北斗星』が入線してきました。
その後、池袋のビジネスホテルへと向かいました。
帰り道、まずは山手線で東京へ出て、東海道線 快速『アクティー』
で一路、JR東日本とJR東海の境の熱海まで行きました。
本来なら、この『沼津』行きに乗車して乗り換え乗り換えで帰るん
ですが、1時間ほど待つと…
なんと!『浜松』行きの電車が来ました!!
浜松だと静岡県の西部なんで、乗り換え回数をかなり減らせます。
しかし、後続の乗り換え電車が掛川から出るんで、掛川にて乗り換え
その後豊橋・金山にて乗り換える事になりました。
この『浜松』行きの後にもう一本『浜松』行きがあり、そちらに乗りました。
この車両(211系)は、関西の221系と駆動系が全く同じで、警笛は221系
+機関車の汽笛を混ぜ合わせたような音でした。
熱海を出発して、東海道線最大の難工事と言われた丹那トンネルを
通過すると、本当に凄く心寂しくなってしまいました。
さらに行くこと大井川の辺りの山々や田園風景を望むと、さっきまでの
東京都心の東海道線からタイムスリップしたかのような、何とも言えない
気分になりました。
そんな211系に乗車する前に、またまた大好きなE231系を写真に撮って
おさめようと思い、色んなアングルで撮ってみました。
こちらは、先頭車同士の連結部分です。
10両+5両の編成でいつも都心を運転してたんでしたっけ?
一路熱海を出発し、東海道線の絶景を走って都心へと向かうE231系
です。熱海駅を出発すると、いきなりトンネルに入り、根府川や湘南地域
を駆け抜けていきます。
ちなみにこの電車の出発の時のモーターの音に特徴があって、普通は
加速=音が上がってゆくって先入観がありますが、この電車は出発の
直後のインバーターの音が下がっていくんです。
そして、ある程度下がった後にキュイーン!って感じで上がっていきます。
新潟県の新津製作所の技術は凄まじいです。
こちらは、名古屋のひとつ手前の『金山』という駅で乗り換えた、JR東海と
JR西日本の境の米原という駅まで乗車した、117系です。
先にご紹介した、高崎線特急『あかぎ』の車両と兄弟関係であり、昭和に
特別料金不要の急行型電車『新快速』として大活躍した車両で、2ドアで
内装もつり革が無いのが大きく違いを見せるのか、なかなかグレードが
高く見える設備でした。
自分としても、幼い頃に乗った標準色&福知山線色、岡山地区で走る
快速『Sunライナー』、そしてこのJR東海仕様と、全種類制覇しました。
このフロントマスクの形状は、デビュー当時画期的な形で、速くて
頑丈そうなイメージが強い車両でした。
今では、軽量化や塗装を省く意味で、ステンレスボディ丸出しの
車両がメインとなってきてますがこの電車が残されて限定された
路線で走るのに、この電車でしか走れない…そんな深い意味が
あるように感じました。
その後米原からは、この普通『米原』止まりの折り返しの新快速に
乗車して、日付変更が近づくのをヒヤヒヤ感じながら、加古川へ
着きました。
今回の旅により、在来線乗り継ぎのみでの東京が、ますます時間と
乗換えが短縮された気分になりました。
本当に熱海~掛川(浜松)の乗り換え無しは、かなり大きいです。
だから、行きに『ムーンライト ながら』で東京行く方が、帰りに『ムーン
ライト ながら』に乗車するより、かなり楽な気がします。
帰りに乗ると、早朝に終点の大垣で降ろされて、そこから加古川まで
3時間ほど移動しないといけないですからね。
そして…唯川明日香氏も、夜行列車に乗りたいと言ってました。
昔、日立⇔神戸を乗車した事があるらしく、お尻が痛くなったと語って
ました。