知らない間に、北近畿の心臓部的なターミナル・福知山駅の
全路線高架化が完了してました。

福知山という街は、実際行ってみると兵庫県北部っぽい
感じがしますが、京都府北部最大の町です。

その福知山に本社を置く『北近畿タンゴ鉄道(KTR線)』は
国鉄の民営化により、当時は豊岡~西舞鶴間の宮津線を移管
され、営業してました。
その後、日本三景の一つである『天橋立』を中心とした観光
アクセス改善と大江地区の生活の足として、宮津~福知山間に
『宮福線』という全線電化で殆どが高架とトンネルという
北近畿を縦断する路線が出来ました。
しかし、会社線内を走る自社列車は、大半がディーゼルカーという
変わった営業となってます。
電化を大いに利用するのは、京都・大阪からの特急『はしだて』・
『文殊(もんじゅ)』と、一時期臨時快速として223系や221系が
乗り入れるなどJR西日本の車両ばかりです。
夜になると、大阪・京都からの特急列車が天橋立へ向かい、天橋立
からJR西日本の福知山総合車両所へと返却されるのに189系?の
特急車両を使用した北近畿タンゴ鉄道線内のみの営業となる快速
電車が運行されます。
それと、一つ申し送れましたが、宮福線を走る列車は、宮津駅に
到着する際に、大きなカーブを越えて進行方向が東西逆になり、
天橋立へ向かう際にはスイッチバックのような運転になります。
なので、全国的に見ても希少価値の高い運転です。
そして、映像でご覧いただければ解りますが、一見複線のように
感じますが、完全な単線路線です!
山陰本線と暫く併走するんで、そのように見えてしまいます。

その北近畿タンゴ鉄道・宮福線なんですが、JR神戸線の加古川駅と
ほぼ同時期に高架化工事へと着工し、山陰本線が先に高架化され、
JR西日本の代表的な近郊型電車『223系』も登場し増殖してます。
その後、JR神戸線の姫路駅が高架工事を始めて、加古川駅の神戸線
高架化が完成、そして福知山駅の山陰線と姫路駅の神戸線高架化が
ほぼ同時期に完成、加古川駅の加古川線高架化が完成、そして先日
姫路駅の姫新・播但線の高架化が完成しました。
そして気が付けば、メディアでも殆ど報道されなかった福知山駅の
北近畿タンゴ鉄道・宮福線の高架化が知らぬ間に完成してました。
加古川に関しては全面(駅前整備も)完成してるんで、姫路駅はNew
ステーションビルとロータリーの整備、福知山駅もNewステーション
ビルが北中央口に作られ、ロータリーが整備されると思われます。