金光駅舎

最近、『郡』から『市』へと進化した浅口市。その浅口市内には、

金光・鴨方・里庄と3つの駅が山陽本線内に有ります。

その中でも市庁所在地では有りませんが、規模的に最も大きい

であろう、金光駅をご紹介いたします。


この地域は、エリア的にもローカルな印象がとても強く、駅舎

そのものもこのような昔ながらの形を残してます。

朝・夕方・晩には、日中通過する快速『Sunライナー』も停車します。
117系 Sunライナー
この形の電車、 initiald-fc3s さんもカラーリングは違えども、一度は

見てるかも…またもや乗ったかも知れない電車です。

これも、AE86と同じ頃にデビューした、関西を代表する電車でした。

でも、時代の流れと共にスピード(速さ)が求められ、その為に新たな

電車が誕生し、活躍の場を奪われて地方のローカル線へと活動拠点を

追いやられてしまいました。

今では、東海地方~山口県下関までの本州各地にてお目に掛かれる

鉄道かと思われます。


そして、一番沢山停まる車種はと言うと、115系という車両を使った部分快速の

長距離列車や、終点まで全ての駅に停まる普通列車です。
115系 湘南色
115系 広島車
アングルが悪くて非常に申し訳ないんですが、こちらも数年前まで

地元でもよく見た電車です。

上は、一般に標準色とされていた『湘南色』仕様の115系なんですが、

写真はありませんが、なんと!4両編成の中間2両は、2ドア式の117系

の中間車が使われていて、一見、特別車両(グリーン車)が連結されてる

ようにも見える編成となってます。

そして下の編成は、広島支社が所有する列車なんですが、カラーの配列は

今のJR西日本113・115系と同じなんですが、ベースの白色が鮮やかです。

岡山支社保有や関西で走ってる分はベースがカフェオレ色だったと思います。

そしてこの広島支社所有車両は、西は下関~東は姫路までの最長距離を

走るローカル電車です。

編成は4両で、2ドア車と3ドア車があり、どちらもセミクロスシートで、JR西日本

の現在の標準的な内装となってます。


そんな電車が日常停車するんですが、この金光駅は金光教の聖地でもあり、

毎年数回、全国各地より信者が集まって祭典を行います。

勿論、バスだけでは時間をかなり費やす地域からも来られるんで、JRより

臨時列車を出してこの金光駅まで移動されます。
原色の特急電車@岡山県金光駅
なので、そういった教徒の団体様専用ホームも、この金光駅には有ります。

普段は閉鎖してるんですが、こういった祭典で臨時の団体専用列車が到着

する日のみ乗降出来るようになってます。

また、普段は北側しか利用者の改札ゲートを開けてないんですが、混雑

緩和や団体移動効率化の為に、金光教本部に近い南側に団体専用の

出入口を設置してます。

尚、一般の方は、北側の改札口を出て直ぐ右側のスロープ式弧線橋を

利用して南側(金光教本部側)へと移動する事が出来ます。
金光駅 南口
金光駅 南口より金光教本部を望む


さらには、金光町民の利用者でも高齢の方が増えてきた事により、駅構内の

バリアフリー化も実施されました。
バリアフリー化された構内弧線橋

弧線橋を歩いてる時に偶然来て急いで激写したんで、凄くアングル悪い

んですが、213系の各駅停車『岡山』行の6両編成?だったと思います。

この車両、もしかすると瀬戸大橋開業20周年で1日限定復活した初代

快速『マリンライナー』として使用された編成かもしれません。
213系 超スーパードアップ


っとまぁ、そんな感じのレアな駅なんです。

最近では、4月6日に金光教の大きな祭典があり、金光教徒が全国各地

より集まったんですが、なんと!九州の団体様が、博多~福山間を500系

新幹線で移動、その後、福山~金光間は、新快速として活躍中の223系

2000番台が使われたという情報まで流れてます。

今年金光教は、立教150周年?の節目の年なんで、11月に行なわれる集会で

かなりの数の臨時団体列車が金光駅に来るのではないか…と予想してます。

当然、近隣の駅にてその団体列車を一時退避させる事もあろうと思います。

今年の11月は目白押しかも。


おまけ…

JR山陽本線に沿って金光町を横断するように流れる里見川に、今日は

亀が顔を覗かせてました。

一度、ヌートリア?ねずみ??が泳いでるのを発見した事あるんですが…。
JRに並行して流れる川に潜む亀

亀の光学ズームショット
『光学ズーム』で撮ってる影響もありますが、かなり大きかったですよ。

鍋に入ってるスッポンより一回り位大きかったかな…。