先日95年の歴史に幕を降ろした、三木鉄道の写真が出てきました。
この画像は、三木鉄道の廃止を知ってすぐさま撮りに行ったものです。
天気もあまり良くなくて、アングルもイマイチです。
この列車は国鉄時代は『三木線』として、加古川⇔三木への直通列車
も出ていました。
その当時、車両も当然国鉄が所有する赤色のディーゼルカーでした。
そして時代は平成へと変わり、国鉄が民営化されてJRへ。
その民営化と同時に赤字のローカル線は第3セクターへとなって、
地方自治体等がバックアップして運営されました。
それと同時に車両とデザインも一新されました。
当然、国鉄(JR)からは別会社になったんで、加古川⇔三木への直通
列車は無くなって、客足も激減しました。
そして、三木にはこれまた歴史深い私鉄『神戸電鉄』が走っていて、
この列車を利用して神戸に直接出るお客さんや、神姫バスが出してる
路線バスに乗って近隣の稲美町や加古川市北部や加西市へと向かう
客が多くなりました。
そして、『日本初のレールバス』というキャッチフレーズで人気を博していた
この三木鉄道も、とうとう廃止になりました。
ちなみに『レールバス』と言うのは本当にバスと同じ仕組みで、バス停の
変わりに駅が存在し、駅に近付くと自動放送で案内され、お客さんが
降車ボタンを押して「ピンポ~ン」って音で運転士に知らせるか、はたまた
駅に乗客がいない限り通過します。
また、列車の停止位置も始点・終点駅以外はこれといって決まっていません。
今では、地元ではJR加古川線の粟生駅から出ている北条鉄道が同じように
『レールバス』のシステムを導入しているはずです。
ちなみに北条鉄道は加西市唯一の鉄道網であり、市内を中国自動車道が
横断していて、ハイウェイバスのほぼ全般が停車するターミナルです。
そんな加西市の中心部である北条町とJR加古川線と神戸電鉄の粟生駅を
結ぶ重要な路線でもある北条鉄道なんで、利用率も少しずつ延びています。
一時期『バイオ燃料』に変更しようと考えていた北条鉄道ですが、自分なり
の考えとしては、神戸電鉄と提携して『神戸電鉄 北条線』として電化・電車
を走らせて、JR加古川線をオーバークロスして粟生線と何とか結んで、
直通列車を出して欲しいものです。
そうすれば環境面も凄く貢献できるし、ディーゼルカーから電車に変わるから
加減速度の違いから時間短縮も稼げるし、利便性が良いかも知れません。