昔、岡山の親戚の家から帰りに、当時の新快速(221系)の
臨時バージョンとして走っていた『赤穂備前ホリデー』号以来
長い事岡山寄りの赤穂線に乗ってなかったんですが、2年前に
あの方と出会い、急激にその地が好きになり大好きなスポット
となりました。
でも、備前地区の赤穂線も30分に1本間隔で運転されていて、
ベットタウンともなって多くの新興住宅地が立ち並ぶ『長船』と
言う街まで更に2本列車が増えましたが、どうもなかなか利用
する気になれず、所謂『瀬戸内市(旧:邑久郡)』へは車で行く
事が多かったです。
自動車に乗るまで岡山へは新幹線で行き、姫路~岡山間は
最短20分で行けてました。
でも、流石に最近は岡山へ行くのに新幹線を使う気になかなか
なれなくなりました。
そして、今回偶然にも岡山の親戚の家へ母親の帰りの運転代行
で電車に乗って行かなければならず、しかも大ダイヤ改正日とも
重なり、赤穂線に乗ることが出来ました。
今回乗った電車は、こちらの一見103系っぽい顔にも見えますが、
実は…115系なんです。
通称『カフェオレ色の食パン電車』という美味しそうな愛称を持った
電車で、主に岡山支社管内のローカル線で活躍されます。
警笛は485系のような2つの音が交わるような音で、ワンマン運転
なんで、自動放送や駅によっては先頭車両しか扉が開かない
構造になってます。
内装も、壁や床面や天井は色を塗り替えたり、窓ガラスもリニューアル
されているものの、座席は当時のままでシートの皮を新しくしたような
感じで凄くローカルな雰囲気でした。勿論、トイレもありますよ。
そして、走ってる時の線路のジョイント音がビートを刻むような音で
さの音と共に誘う上下の振動も最高でした。
有名な『備前焼』の聖地ともなっている伊部(いんべ)という駅です。
備前焼博物館や人間国宝となった備前焼の陶芸家先生の実家の
最寄り駅ともなってます。
こちらは岡山のベットタウンとされ、2年前に知合った村木友紀さんの
馴染みあるであろうと言われる長船(おさふね)という街です。
播州赤穂発着列車以外に、岡山~長船間に1時間2本走ってます。
こちらは数年前に病原性大腸菌『O-157』で知られてから、一時期
知名度が低迷していましたが、郡⇒市へとレベルアップした瀬戸内市
の市庁所在地である邑久(おく)という街です。
この街は、竹久夢二の生家や岡山の地中海とも言える牛窓へ向かう
観光客のバス乗換駅としても栄え、皇族献上和菓子『敷島堂』の本部
もある地で有名です。
村木友紀さんにとっても、思いで深く縁深い地だと聞いてます。
こちらは山陽線と赤穂線との分岐点である東岡山(ひがしおかやま)
という街です。
瀬戸内市から姫路へ向かう客は、この駅で山陽線に乗り換える
連絡駅として栄えてます。
ここから西は岡山市街地真っ只中で、凄く賑わっています。
岡山へ向かう途中、沿線に大手まんじゅうの工場があったりします。
村木友紀さんにとっては、ここで一人暮らしを初めてやった思い出の地
とも聞いてます。
と言った感じで、赤穂線は相生~東岡山間を山陽線のバイパス的?な
役割として今は重要な路線の一部になり、半年ほど前に『ICCOCA』も
一部区間を除いて使用出来るようになりました。
本当にここまで姫路~岡山間の路線が栄えると、乗り換えなしの
岡山と関西を結ぶ特急かホリデー臨時列車が欲しいところですが…。
どうしてもJR西日本は新幹線に乗せようとしてます。
いやらしい考えです。