体力とは身体的なエネルギー量を指す言葉ですが、それに倣っていうなら、心力とでもなりましょうか。
私たちは日常という時間のなかでも様々なことを見聞きし、体感します。
電車でとなりに乗り合わせたカップルがどうにもバカでしょうがない。
会話から素行から、どうにもこうにも気になってイライラする。
駅に着いた途端、雨が降り出した。あと10分ほど待ってくれたら傘いらないのに。
歩いてる自分の鼻先を無理やり曲がっていくタクシーに、程度の悪い運転手だ!とその会社名を覚える。
・・・などなど。
そのひとつひとつに関わってしまうことで、心のエネルギーが消耗するんだそうです。
そんなところへ、施設へ入所したばかりの身内が体調不良で病院へ入院になりますとの連絡が入ったりしたら、兄妹間で連絡を取り合ったりしてまた結構なエネルギーを使うことになります。
するとどうなるか。
普段ならまだまだ余裕があるエネルギーが早くもエンプティになり、仕事にも差し障りがでたりします。
それを『やる気』と言い換えていいかもしれません。
実際この状態では、身体的にはたいしたエネルギーは使ってません。
が、疲労感は結構なもの。
もしも、過労状態でこの場面に直面したら・・・。

そうです。
人によっては、心が折れます。
過労が人の精神まで蝕み、崩壊させる。
これは心のエネルギーが同時に枯渇しているとも。
なるほどなるほど。
つまらんことに関わって無駄に心のエネルギーを消費してる場合ではありませんねぇ。
