執着するということなにかに執着するということ。なにかに拘りを持つこととは似て非なるものと存ずる。執着は己の勝手から生じ、周囲によろしからぬ影響を与えるもの。拘りは己の内にて帰結するもの。ワタクシはよく、『執着が足りない』といわれます。大いに結構なことです。執着が人を大成させるとの向きもありますが、そこには少なからずの澱が溜まるもの。輝きもなにもあったものではありません。幸いにして人様に好かれよう、好かれたいなどとは思いもよりませぬゆえ、自身の拘りに真っすぐ向き合いつつ今生を生きて参りたく存じます。