先日の東京マラソンで突然倒れたランナーの救助の話。
意識も無く、危険な状態だったらしい。
TVは、
『奇跡的に気付いたひとが救命講習を受けたことがあった』
『奇跡的に医療関係者がいた』
『奇跡的に近くの交番にAEDがあった』
『奇跡的に駆けつけた人が消防局員だった』
『奇跡的に意識を回復した』
結果的にその方は意識を回復することができたということで、まずは良かったんですが。
しかしこれ、申し上げておかねばなりません。
『奇跡』などではないですぞ。
『必然』です。
救命講習は日常的に開講されていて、どうかすると、あたりまえなことになりつつあります。
AEDの配備も珍しいことではなく、大勢がいればなかにはその扱いに通じた人もいて不思議はありません。
『奇跡』などという言葉を軽々しく使って美談にして終わりにしてもらっちゃ困ります。
日々このような事態を想定して準備をしている人がいることを、しっかり知らしめていただきたいと思う。