夜勤サイクルを維持するために、夜間は起きていることにしている。
しかし、勤務時にも休憩時間があって、2時間ばかり仮眠できる。
2年のあいだにある程度のリズムが出来ているのか、その仮眠時間帯になると眠気を催す。
今もまた、当たり前のようにうたた寝してしまったようだ。
・・・目覚めて驚いた。
自分は、自身の婚礼の儀の最中にあり、衣装替えで大慌てしていたところだったはず。
相手は、どこかの公家の娘。
『九条』というから、京都だろうか。
そこに婿入り(?)するようだった。
話がまとまってから、周囲の態度が一変。
何をするにも、すべてが動きに合わせて支度されてゆく。
誰もかれもがただひとりを中心に動く。
悪い気はしなかった。
そんな暮らしも、できるならいいかもなぁ。

だから、目覚めて驚いた。
