
東北地方太平洋沖地震
当初発表されたM8.8はM9に訂正。
ある程度の分析が進んだということでしょうか。
津波についても、当初の7mとの観測値発表よりも、はるかに大きいものだと推測されます。
ですが、そんな数値は今は参考程度でかまいません。
言えることは、すべてが予測を上回ったということ。
経験から学んで取った対策をも超えた、ということなのでしょう。
大きな大きな被害が出ました。
たいへん残念です。
しかしながら、私たちの経験した阪神淡路大震災当時と比べて、国を始めとするその初動は、随分と早い印象を受けます。
過去の反省から、よく練られた指針に沿っている様子も伺えます。
また、経済面でも対応する動きが出始めています。
地震による原発事故は初めてかと思いますが、そのわりに政府からの情報公開はマメにやっていて、どちらかというと東電側が出し渋っていた感じを受けました。
少しでも正確に状況がわかる、ということは、どんな情報であっても有益です。
これが出来たのは、しがらみのまだ少ない民主政権だからでしょうかね。
これまでの施策、特に外交政策においては、断固として支持できませんが。

現場では誰もが必死懸命に働かれておられます。
その時々それを繰り返し、振り返り、そして学んだことは、間違いなく活かされています。
皆で協力しあえれば、さらに効果は上がります。
明日から輪番停電が実施されます。
対象が全国ではないところから、技術的か制度・体制に問題があるのかな、と。
これも改善されていくことでしょう。
ひとりひとりができること。
何もできずとも、『考えること』。
なによりこれが大切であると信じます。
