猫ちゃんたちで思い出したこと。 | 『遊び』のススメ

『遊び』のススメ

独自の視点で見たこと、聞いたこと、感じたことを書き連ねて参ります。(^^)v

以前の勤務先で、白い猫と知りあった。
夜間、受付の窓の下をお散歩していたそのコに、ネコ好きの同僚が竹輪の切れ端をあげたのがきっかけで、
毎日来るようになった。
いつしか、部屋の中に居着くようになり、ある寒い冬の朝、突然出産した。
驚いたが、寒空に放り出すわけにもいかず、そのまま白い母ちゃんと白・白茶縞々・黒×3の6匹が室内で暮らすことに。

だが、その場所は大学の守衛室。
文字通りガラス張りの部屋で、間もなく職員や学生の知るところとなる。
最初のうちは皆さんが可愛がってくれた。
白い母ちゃんは、たくさんの人が子供たちに触れるのを嫌って、押し入れに隠したりしてた。
そのうち、『守衛室でネコを飼うのはいかがなものか。』との声があがった、と総務の係長から伝えられる。

致し方なく、里親探しを始める。
白茶縞々は、なつかれた同僚が。
白は総務の係長が。
近所のたばこ屋のおばちゃんに相談したら、すぐに黒1号の引き取り手が現れた。

残された黒2号3号と白い母ちゃんは、一先ず守衛室から出すことになった。
最初のうちはずっとドアのところで鳴いてたけど、こちらも泣く泣く突き放すしかない。

しばらくして姿が消えたが、その後もゴミ置き場には出没してた。
白い母ちゃんは、ちゃんと餌場を子供たちに教えていたようで、
お向かいのゲームセンターに3匹ともご厄介になっている、と学生から聞かされた。

3週間くらいのことだったが、白い母ちゃんの子育てを見てたくさんのことを学んだ貴重な時間だった・・・。