娘の寝顔を見て「今日はごめんね...」
それが「今日もごめんね...」
に変わるほど感情的に怒り続けていた日々。
「寝顔に『ごめんね』って、そんなこと言う人いるの?」と、思っていた私が言うだなんて驚き。
今日は久しぶりに、娘に対して感情的に長々と怒ってしまいました。
ここ数日、自分の中に焦りや悶々とした気持ちがあって
それが原因だということがはっきりとわかっていたのに止められなかった不甲斐なさ。
怒った理由は、夕食時に娘が少しだけ遊んで手を広げた瞬間、お味噌汁のお茶碗がひっくり返り
洋服から床までお味噌汁をぶちまけた。ということでした。
よりによって油揚げの入っている日に限って…と、お味噌汁の具にまで腹が立つ。
イライラMAXな私は
「動かないで!」から始まり、
しょんぼりする娘を前に
「ご飯の時は遊ばないって言ってるでしょう!」
ときつく言い放ちました。
『どこまで言うの?まだ言うの?』そんな言葉が頭をよぎっていたのに
「あぁ、もうっ」とぶつくさ言いながら床を拭く私。
「ママは悲しい。何か言うことはある?」と『ごめんなさい』を誘導尋問、そして「ない」という娘。
『え?ないの?』と思いつつ自分が謝罪を強引に誘導しているような罪悪感があったので
それ以上は何も言えませんでした。
私をじっと見つめていた娘は『どんな気持ちで私を見ていたのだろうか』、そう思うとすぐに気持ちを変えて謝れなかったことが悔やまれます。
その後のお風呂の時間には、笑顔のない母親に「いつまで怒ってるの?」とストレートな質問が来たんですよね。
その瞬間返事に迷い「ママは、遊んでいてお味噌汁をひっくり返したことが悲しかったんだよ。」と合っているようで、
娘に責任転嫁しているような答え方をしてしまいました。
ただいま、母は振り返り中。

これって完全に私の心の状態の問題だったんですよね。
娘はわざとお茶碗をひっくり返したわけじゃない。
もちろん『ご飯中には遊ばない』という約束は守れていなかったかもしれないけど、状況からしてちょっと手を広げただけだった。
目くじら立てて怒り続ける必要はなかった。
普通に注意して終われたはず。
つまり、私が自分のイライラをぶつけていただけ。
私は自分が子育てを始めて、娘に自我が芽生えるまで『寝顔にごめんね』の本当の意味をわかっていませんでした。
雑誌やネットでその言葉を見ても、全くピンと来ていなかった。
そして私の場合、その大半が『自分がただただ感情を抑えられなかった』理由が『何に対するイライラなのか』までをわかっていませんでした。
『イライラして当たり散らした』そこまではわかっているんだけれど、本当に突き詰めたら何にイライラしていたのか。
だから改善策もわからず、ずるずるマイナスの感情を持ち続けている時間が長かったはず。
そんな私が、今、少し自分を客観視できるようになったなと感じるのは、
自分の感情を具体的に考え、整理し、その後の改善策をとる視点が持てたことです。
そうすることで、いつもの寝顔に「ごめんね」も変わってきました。
まず、回数が減る。
これって母親にとって、とても大きな変化です。
どうしても感情的になってしまったときは、タイミングを逃さず謝って気持ちを伝えることが大事。
私は今日、寝る前に「ぎゅ~!しよっか♡」というのが精いっぱいで、そこまで引きずってしまったので
娘は忘れているかもしれないけれど明日の朝きちんと謝るつもりです。
ぎゅ~!する瞬間の娘の嬉しそうな笑顔を思い出して丁寧に気持ちを伝えよう。
マザーズコーチングのベーシック講座にある、お母さんの「心」と「思考」のバランスを整える方法が
本当に日々役立っていて「またやってしまった!」という状況でも自分自身を責め、追い込むことがなくなりました。
母親だって人間だもの。
女神様ではない私が、一般的に理想だと言われそうな『笑顔の絶えないママ』なんてできるわけがない。
そんな私の『私らしいママ』を自分で考えアップデートさせながらやっていく。
その軸を持てたことが私を『私らしく』させてくれています。
ちなみに今の私が理想としている母親像は、
【娘が嬉しいときには嬉しいと言い、悲しいときには悲しい言い、辛いときには辛いと言える
自分の感情を素直に伝えてもらえるような存在でいたい。そういう相手でありたい。】です。


マザーズコーチングスクールは、
お子さまの将来のコミュニケーション能力のために、お母さんが学ぶコミュニケーション講座です。
子どもの将来のコミュニケーションの土台となる、重要な4つの要素
「自分で考える力」
「自己肯定感」
「折れない心」
「思いやりの気持ち」
を育てることを目的とした、お母さんのためのコミュニケーションプログラムがあります。

0歳~6歳の子どもとのコミュニケーションについて、「心」と「思考」のバランスによって言葉の大半が決まることを理解し、
バランスを整える方法を学びます。
● 子育てのゴールとは?
● 親の役割とは?
● コミュニケーションが成り立つ条件
● 言葉の内容が決まる背景
● 「言葉」の土壌を育てるエクササイズ
● 伝わる言葉を決めるエクササイズ

子どもとのコミュニケーションについて、子どもに伝える、言葉そのものの選び方を学び、身につけます。
● 「見守る」コミュニケーションとは?
● 使ってはいけない子育てNGワード
● 自然な成長を邪魔しないためにすべきこと
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● 怒ると叱るの違い
<受講料>
ベーシック講座 ¥7,700 (税込、テキスト代込)
アドバンス講座 ¥8,800 (税込、修了証発行)
*アドバンス講座はベーシック講座ご受講済の方のみ
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<時間>
各講座 2時間ほど
<受講方法>
オンラインZoom
*現在は、コロナウィルス拡大のためオンラインにて開講しています。
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MCS認定マザーズティーチャー
横山 奈緒美