福島市を盛り上げたいと思っている若造のブログ

福島市を盛り上げたいと思っている若造のブログ

本当にあったこと、思ったことを書き、少しずつ、自分を磨きあげていくためのブログです。ご意見ご指導コメントを頂けるとうれしいです。

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相手がだれであろうとも、

自分の考えを何のためらいもなく言ってのけるような、

しかもその考えが何のしがらみにもとらわれず常にドラスティックなものである。

どんなときにもストレスを抱えることなく、

経営判断は連戦連勝。

先代や先輩が積み上げてきたものであっても今の状況に適していないとなれば

ためらいなく切って捨てる。

社員におもねることなく、

かといって大事にするというアンビバレントを自然とクリアしている。

 

ないものねだりなのはわかってはいますけど、

そんな経営者・リーダーに憧れます。

 

連戦連勝の判断を重ねることはギャンブルではなく、

きちんとした分析や情報があっての判断だから的中する確率が高いうえ、

多少思っていたのと違う結論が出そうになれば判断を早めに修正して傷口を深くしない動きをとれるから

結果的に連戦連勝となるのです。

スピード感(目の前の困難から逃げ出さない精神力ともいえる)、情報量(人間関係力ともいえる)、柔軟性(鈍感力ともいえる)。

今の自分に一番足りないものはなんだろう。

今日は朝から濃い目の案件が続いて、

一瞬キレそうになった瞬間もありましたが、

落ち着いて瞑想した結果、上の3要素が今日の自分には足りていないことを思い知りました。

 

スピード感、情報量、柔軟性。

明日はどれか一つでも、少しでも今日より高められるよう意識していきます。

 

週末は愛知県豊橋市にお邪魔して、

かねてから交流のある豊橋商工会議所青年部の事業に参加してきました。

豊橋は有名な観光地でも典型的なベッドタウンでもなく、

それでいて人口は(福島市より)多く若者の活気にあふれる素敵な海沿いの街です。

青年部の皆さんが「ふくしまマルシェ」と銘打ったイベントで

福島の食材を活用した飲食ブースや物販などをしてくださるということで、

古関裕而夫妻の2020年上期のNHK朝ドラ化とともに福島を直接PRできる場だということで

お邪魔してきたところです。

 

外から福島市を見たときによく言われることの一つが、福島人のPR下手について。

震災直後は放射能災害で苦しむ現況をもっと発信すべきだと言われ、

風評被害が収まるにつれ農作物や観光資源などのストロングポイントをもっと発信すべきだと言われ。

昔からのことではありますが、

いつまでたってもそれが治る気配はありません。

 

「福島は何もないところだ」みたいな言い方をしてしまう地元人も多いです。

「何もないのがいいところだ」と付け足したとしても、そんなところに行ってみようと思うのは47都道府県を巡ることだけを目指している旅行者くらいなものでしょう。

自分たちが自分たちの良さを自覚し、

それを伝えていかなくてはいけません。

 

もう一つ邪魔をしている県民性が、

「人に頼まず自分でやってしまう」ところだと思っています。自分自身もそういうところがあります。

人に頼まなくても、自分たちだけでそこそこできちゃうんです。

できちゃうんですけど、

それはできうる最高の結果ではないんです。

もっと大きなチームを作ったり、組織を巻き込んだほうがもっといい結果が出るんです。

そのことをどこかで分かってはいながらも

自分たちだけで出している結果で何とか食って行けるから(地域内での結束は強い)、

よそ様にPRとかしないで自己完結しちゃうんです。

自分たちの持つ本当のストロングポイントを徹底して検討することをしないから、

上記のような地元を見捨てる言葉がまず出てきてしまうのでしょう。

 

豊橋の皆さんは、

わざわざ福島に下見に来られて使えそうな食材などをいろいろ見て回ってくれました。

その中で見つけて週末に提供された食材たちは、

全国区のブランド食材ではなくても、

説明しながら提供すれば受け入れて買って下さる来場者がたくさんいらっしゃいました。

「麦せんべい早食いチャレンジ」など、

ただ販売するだけではなくアトラクション性も絡めながらしっかりと福島をアピールできる工夫もしてくださいました。

 

地元人がわが町を卑下してPRをサボっている場合じゃない。

みんなこの街のすべてに誇りを持って、

それぞれできることをそれぞれやっていきましょう!

 

我らが福島市を大きく変えるかもしれない、2つの変化が始まりました。

一つは駅前再開発、

もう一つはわらじまつりの大幅見直しです。

今日はたまたまそれらの変化の今の状況を仕入れる機会がありました。

 

駅前の再開発は、

活気が薄れて久しい駅前商店街をよみがえらせる起爆剤になりえます。

僕が子供のころは、街に行く(この場合の街は駅前だけではなくもう少し広い概念ですが)・百貨店に行くということはとても特別なことだったような気がしますが、

通販の隆盛に代表される流通の変化や、若年層が東京・仙台への集中していることの影響でしょうか、

今の子たちにそういう感覚はないようです。

結果的に街中の商店街は衰退し(これは福島だけではないでしょう)

かろうじて残った店とチェーン店の居酒屋が並ぶだけのコンセプトを感じない街並みになりました。

これではなおさら街中に若者は来ません。

今の世の中を理解し、

これから来るであろう流れを予想し、

再度街を作り直すプロセスには、

多くの意見が必要になります。

 

わらじまつりは、

毎年夏に開催される福島市のお祭り。

来年は節目の50回目を迎えるのにあたり、

大幅な中身の見直しが始められています。

今のわらじまつりは、神事でもなくイベントでもなく、一般開放型にもなりきらず土着型ともいえない、

立ち位置が中途半端になってきた感じがしていました。

東北の夏祭りと言えば青森のねぶた、秋田の竿灯、盛岡のさんさ、山形の花笠、仙台の七夕という

全国的に有名なお祭りが各地にあるのに、

福島のわらじはまだ弱い感じです。

歴史が浅いことを逆手にとって、変えるなら今しかない。

多くの参加者や観客が訪れる祭りを作り直すプロセスには、

多くの意見が必要になります。

 

この二つの変化とも、

これからどこかで意見を聞く作業が必要になります。

あまりたくさん聞きすぎると収拾がつかなくなったり、

一部の個人的な利得を優先した意見が出てくることも予想されます。

それでも、

街も祭りもみんなのものだということを忘れずに多くの意見の収集に本気で(アピールだけではなく)取り組んでほしいものです。

また

意見を求められた側(=市民全員だと思うのです)も、

黙っていて後から「こんなふうにしたって駄目だって思ってたんだ」などという全く生産性のない感想を言うことは絶対にせず、

また自分の意見が通らなかったことについて腹を立てることもせず。

街も祭りも自分を含めたみんなのものだということを忘れずに本気で考え本気で街の将来を考える姿勢を取らなくてはいけません。

 

中心にいて変化を検討する人は自分事ではなく他人事であり、

周辺にいて変化を待つ人は他人事ではなく自分事として、

それぞれの立場で多くの意見をやりとりする場を作らなくてはいけないなと感じた日でした。