東日本大震災から一年たって | AYAMISM-中谷 文美のブログ-

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いつも笑っていたいのですっ!


きっと、日本中の方達が色んな想いを抱かれたことだと思います。



私は、一年前
東日本大震災が起こってから、このブログを書くことが
なかなか、できませんでした。


たまにUPしていたけれど、
「更新してないね」って言われるから
何か書かなきゃ・・・
って、半ば強制的に自分を追い立てて書いてた部分があったんです。



「言葉」って素敵なものだけど
大切に思えば思うほど、何を言えばいいのか分かんない。
そして、言葉の持つ怖さにも恐れていました。




正直。一年前
ツイッターやらSNSでは、様々な言葉が飛び交い

もちろん、素敵な言葉が沢山あって
感動したり、励まされたりいっぱいしたけど

受け手のことを考えていない、
「自分のストレス発散だけのための」言葉も見かけて
それが、ほんとにほんとに怖かったんです。


チェーンメールも嫌でした。
発する側も、悪気はないんでしょうが
それによるパニックがあったら、誰が責任取るんですか?
って。そう思うと

少なくとも、発信者側の人間にいる私は
何も言わないことを選択するしか
あの時の私には出来ませんでした。



自分の言葉には、ちゃんと責任を持ちたい。

ずっとずっと考えていることです。
でも、考えすぎて
この1年、私は「自分の考え」を出さないように生きてきました。


私の言葉で誰かが傷ついたらどうしよう?

そう思うと、怖くて

番組でも、いつもビクビクしてました。


その結果。

私はプライベートでも、自分の気持ちを

上手く言えないようになった気がします。





陳腐な言葉じゃなくて、心から思った言葉を綴ろうと思うと
考えれば考えるほど、言葉が出てこなくて
世間では、素晴らしい言葉で想いを語ってる方がいらっしゃるのに
うまく言えない自分が嫌でした。


あれから一年

ようやく自分が思えたのは
結局のところ、上手く言おうとしても
それは自分が嫌だと思っていた「陳腐」な言葉にしかならない。ってこと。

「自分になにが出来る?」と問い続けた一年。

未だに答えは出ていません。
今の自分に出来ることを、精一杯やってきたつもりですが
きっと、まだまだあると思います。

だから


私は「今の自分に何が出来る?」と
ずっとずっと問い続けれる人間でありたいと思います。


「言葉」の持つ力って、素敵で大切にしたいけど
それは、発しないとダメなんだよね。


少し「言葉」の呪縛から解放された感じがします。


大切な人に、大切な気持ちを
ちゃんと届けれるような人に

少しずつ少しずつ
自分の言葉を取り戻していきたいと思います。




ありきたりな言葉ですが
心をこめて。

東日本大震災でお亡くなりになった方に
ご冥福を・・・


中谷 文美