デイサービスにほぼ毎日行きだして3カ月。
ちゃんと行く。
これには助かっている。
元々会社勤めだったし、なかなか明るい性格なので
出勤感覚で好きで行ってるのだと思う。
 
 
前夜「明日は行かない」と言ってても
当日朝、自分が手配し行ったりしてる。
 
担当の方から私に電話がかかり
「お母さまから今朝連絡があって今来られています」
と来る。それは昔ながらの母だ。



 
     
ありがたいことに母の姉妹、その子らで  
お花見食事会しようとなった。
久しぶりだし状態を報告しているので
皆自分の事がわかるか
会った矢先口々に確認を求める。
 
だけどもそういう記憶はまだちゃんとあるので
ゲームでもしているかのように楽しんで
次々と名前を正解していった。
 
 
皆と何が違うか。
食事をしながら会話をしているなかで
母は一人食事に夢中。
 
そこが違う。
日常でもそうだが「食」に関して
何かをむき出しにする。
 
 
本来ならば場を盛り上げようする性格なのに
まるで会話が聞こえてないのかのように夢中だ。
 
よく言われる認知症の症状の一つだ。
 
 
食事の最後のご飯もの。
ついているお漬物。
 
お皿のサイズはチョコンと手のひらサイズ。
自分の残ったものと、隣のと、お向かいのと、
集めてお皿にこんもりと
無心で一枚の皿に乗せていく。
 
上手にこぼれんばかりに山に積みあげていく。
 
そんな母を見て一同は引いたのか、
遠巻きにみていたが
 
私には、
母がただ「ままごと」しているようにしか見えない。
そんな幼い母が可愛いく思う。