モンデール氏が亡くなった。元米副大統領で、駐日大使も務めた方だ。

 

私がモンデール氏について初めて知ったのは、大統領選に出馬して当時現職のレーガン大統領に挑み、歴史的大敗を喫した頃だったと思う。モンデール氏がカーター政権で副大統領だったのは後になって知った。友人が「カーターの副大統領が誰だったかは『肩もんでる』と覚えるんだ」と教えてくれ、今でもちゃんと覚えていられる。

 

それはともかく、モンデール氏とレーガン氏の大統領選前に行われたテレビディベートの模様を収録した英語カセット教材が出ていたので、それを繰り返し聞いていた時期がある。おかげで大統領選の争点や背景がよくわかったし、米国政治や日米関係への興味が広がっていったような気がする。

 

モンデール氏が駐日大使の時は日本メディアで政治・外交担当の記者をしていたので、記者会見などで実物を見る機会がよくあった。同僚に頼まれ、単独インタビューの申し込みレターを書いたが、インタビューは実現しなかった。ただ、その頃から米大使館に出入りすることが多くなり、後に国務省の交流プログラムに招待してもらい、1カ月ほどかけて全米を回ることができた(しかもタダで)。

 

このプログラムに参加したことがその後の米国生活につながっていったので、米政府には感謝しなくてはならない。別にモンデール氏が推薦してくれたわけではないが、多少の縁もあったからご冥福をお祈りしておきたい。

 

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