さて、今回から過去問やサンプル問題を使って帰国生中学入試（英語重視校）の実態に迫りたい。
英語型入試もピンキリで、英検３級程度のところから英検１級以上のところまである。英語型入試の最難関といえば、渋谷教育学園渋谷中学だろう（あくまで英語のレベルの話）。問題がとにかく難しい。上記のようにシェークスピアを読ませて記述させる問題が出たりする。ここはまた、英語でのグループディスカッションも重視されている。
要するに、超高度な英語力が求められているということだ。帰国生だというだけでは立ち打ちできない。英検１級を持っていても対応できない。特別な対策をしないと到底合格はおぼつかないので、塾が必須となる。これは渋渋に限らず他校でもそうだ。一般入試も小学校の授業だけではどうにもならないのと同じ。帰国生入試用の塾についてはいずれ取り上げたい。
