お勧めいただいて
観たら
とっても良かったので
私も紹介させてください
『Oui, Chef! ウィ、シェフ!』
元一流レストランのスーシェフと
強制送還が危ぶまれる
移民少年達が
料理を通じて
互いにエンパワメントし合う物語です。
監督は
実在の女性シェフとその活動を
知ってもらおうと映画を制作されたそう。
人づきあいが苦手だけれど
真っ直ぐで
夢を忘れないシェフ、カティの
欠点や失敗をおそれず
体当たりで道を拓こうとする姿
移民だから、素人だからと
相手を見下さず
いつだって対等な態度が清々しい。
移民少年たちは単身で
エチオピアやバングラデシュなど
様々な国から
それぞれの事情と困難をかかえながら
ようやく
フランスに来られた。
かといって
簡単に滞在許可がおりるわけでもない。
そんな彼らの置かれた現実の厳しさを描きつつも
ユーモアあふれるやりとりに
クスっと笑わせてくれる。
互いを信頼し、成長していく姿に
何度も目頭が熱くなりました。
移民少年役には
オーディションを行ない
実際の移民の方々が起用されています。
作中のエピソードにも
彼らの実体験が織り込まれているそうです。
一発撮りされた
彼らの表情は自然体で、
笑顔がいじらしくて、
物語のなかに惹き込まれました。
心に残ったのは
フランス料理を一方的に
教え学ぶのではなくて、
お互いの思い出の料理を
エピソードとともに一緒に味わう場面。
自分の存在が否定され
自信を失いそうな
不安な日々にこそ
喜びと希望をおろそかにしない大切さにも
気づかせてくれる作品でした。
監督インタビューを読むと
監督のオープンマインドな人柄や
撮影現場が
人として互いを尊重し合う
心温まる場だったことが
うかがえます。
↓
ルイ=ジュリアン・プティ監督は
脚本も書かれています。
深刻な題材を
軽やかに描くバランス感覚!
あっと驚く展開もあり
多くの方が楽しみやすい作品に仕上がっています。
上映館は少ないのですが
いつかぜひ。
お勧めです。






