こちら
我が家の
ガラ紡ふきん。
(使い古しで失礼します
)
洗剤なしで
お皿がきれいに洗えるという
その機能性以上に、
生地のぽこぽこした
あたたかい風合いが
気に入っています。
新疆ウイグル自治区の
綿花栽培での強制労働は
いまだ解決されたとはいえず
綿花産業は
苦い歴史、現実とともにあります。
だからこそ
種から生まれた命が
布に織られるまでの
気の遠くなる手仕事と
できあがる喜びを
そのままに描いていそうな
たくさんのふしぎ5月号
『種から布をつくる』が
とても気になりました。
折しも
ちょうど
作者の展示会があって
おじゃましてきました。
東京、根津の
古民家のギャラリーMARUHIです。
味のある佇まいに
期待がたかまりました。
親子連れや
織りに携わっている方々
来客はひきもきらず。
織った布から仕立てた小さな衣服が
飾ってありました。
ふっくらしたお布団にはいっていそうな
ふかふかの綿。
この植物の綿から
綿繰り機で
一つ一つ種をだして
シュロ、ウメ、ヤシャブシ、ビワ、ヨモギ
草木染した手紡ぎ糸をつかって
色糸の組み合わせを考えて
機織り機でゆっくりと
見事な布に
とても繊細な仕上がりで
かけた時間と手間暇を思うと
はさみを入れるのが惜しくなりますね。
種は根がでるまで
ぬるま湯につけるといいとのこと。
科学的な意味もあるのでしょうが
幾晩も
ぬるま湯につける行為が
まるで祈りのように思えます。
芽吹いても
根切り虫で若芽のうちに
一気に枯らされたり
台風がきたり
苦労は耐えない
けれど
できあがった綿から
一つ一つ種をのぞいて
種は翌年のために大切に保存して
綿から細い繊維を繰りだし
用途に合わせて縒りあわせて
糸にする。
布にして
また種をまく。
白井さんの真面目でおだやかで
ゆったりとした息づかい
静かな情熱をひめた
地道な生き方が
文面から伝わってきました。
さて
ギャラリー近くは
お散歩にぴったり
お隣は
かわいいパン屋さん
ボンジュールモジョモジョ
(しかも美味しい
)
ご近所には
窯出しシュークリームが人気のケーキ屋さん
ル・クシネ(メレンゲ菓子も
)
ちょうどツツジ祭りの根津神社がありました。
苗から育てたことはありますが
種からは初めて。
ぬるま湯につけている
綿の種が
皇帝ペンギンの雛の顔に見えてきくるから
ふしぎです
無事に育つかドキドキします。
種から育てることも
糸紡ぎも
機織りも糸染めも
尊敬する職人の技。
私にとっては
永久保存版の一冊です。
和綿の種は
ネット通販、布団屋さん
メイド・イン・アースの和綿プロジェクト
などで手に入るようです。
気温によりますが
まだ間に合うそうですよ。
爽やかな陽気にさそわれて
夏服を支度して
繁り始めた草を抜き、
種まきしました。
立夏ももうすぐ。
皆さまもすこやかにお過ごしでありますように。





















