春の日差しが眩しい一日、
出先にも持ち歩いた一冊。






『くもをさがす』西加奈子




カナダでがんがわかり

コロナで医療が逼迫するなか

幼い子を育てながら
異国の医療を受け、
周囲に助けを求め助けられ
サバイブする話



医療制度の違い
言葉の拙さに苦労しながらも
文化の違いに救われもする


自分の身に起こることと
身近な人に起こること
社会で起こることが
深く分かち難くつながっている




数多くの読書
本の言葉が
彼女の気持ちを代弁し、支える







近い時期に
私も読んでいた本を

西さんは
命の水を飲むように
血肉にするように
読んでいる


引用された本は
30冊あまり
どれも読みたくなり

曲は聴きたくなります




○○らしくあるために
まとってきたものを
脱ぎ捨てて
自分であることを
確かめてゆく


起こることを引き受けて
ただ生きていく


そのシンプルさ。




この本は
闘病記にとどまらない
もっと広くておおらか

私は気が楽になりました。



カナダの人たちが
なぜか関西弁
あたりまえのように
おかげでか
とても読みやすい

読んでいて
気持ちが冴えてくる
澄んでくる気がする



心揺さぶられた言葉がいくつもあるけれど
直接読んでほしいです。

私も何度も読み直すと思います。

言葉足らずですが

諸手をあげて
おすすめです。