週末は夏のような日ざしでしたね。

この暑さ、早くも海が恋しくなります。








息子は朝から出かけていました。
もうすっかり我が道を行く。









最近の園芸キロク。


昨年と同時期に
野菜苗を植えたけれど、

育ちが遅め。
そして虫の食害が目につきます。

遅めに播いたスナップエンドウと人参は
青虫たちの柔らかいサラダとして消えていき・・・



農薬をつかうか。



と園芸店の棚を見たものの
決められないうちに


今度は枝豆が餌食に。


追記 

早速、青虫は鳥に食べられていた。目ざとい。





紫芋の苗も食べられている。




さらにウリハムシがキュウリの葉に幾匹か。

捕まえていくしかないけれど
すぐに飛んで逃げる。

去年はズッキーニからキュウリに食害がおよんだ。

処置をどうするか、悩ましい。




ゴーヤも、播いた種の発芽が普通の品種より遅く、




地温の上昇が心配になって
追加で苗を購入。

ウリハムシに強いと信じてグリーンカーテン用。


今年の気候は・・

我が家のなんちゃって家庭菜園では

収穫が厳しいかな笑い泣き




せめてもと、
採れた紫蘇、バジル、香菜、キュウリで
サンドイッチ。
やけ食い気分で作ったけれど
おいしく食べられて、すこし励まされた。









そして、

週末公開の『犬王』、観てきました!




南北朝時代を舞台にした
ミュージカル・アニメ。



って、どんなもの??




深く考えず
ただただ公開を楽しみにしていました。





前売り特典のコーティングされた和紙のクリアフイル。
息子が素材を気にいっていた。
今絵柄を眺めると、場面がよみがえる。

小冊子「犬王お伽草子」は先着順の公開特典。
松本大洋さんの絵と古川日出男さんの文が二次作品ぽい。




物語は、
知らないままのほうが楽しめそうなので、
ここでは触れないでおきます。


大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と
アニメ「平家物語」で
平家滅亡を描いたばかりの今
計算し尽くしたような時期の公開!

・・・でした。


200年後の設定だけど
くすぶり続けているもの
繰り返されるものがある。



平家関連の作品や
二つのドラマを観て心動かされている方は
作品世界をより深く感じられるはず。
好みもわかれそうですけれど
私は好きでした。









平家が滅んだ200年後も

平家の亡霊と




無下に命を奪われた者の思いや
力を求める生霊
後世の業を引き寄せながら

琵琶法師や申楽によって
語られ演じ続けられる。

芸の習練と演舞の姿に
時代の必然性が感じられるようでした。




平家物語を謡う
アヴちゃんの高音、森山未來の叫び、大友良英の音楽が「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ達のよう。


映画の画像は全てお借りしました


琵琶監修の方も
ギターを変幻自在に奏でるギタリストのように
琵琶を首の後ろで奏でられるそうで、

当時も民衆の心を掴んだ演者は
似たようなことをしたのかもと
想像がふくらみます。

様々な踊りや舞台がしのぎを削った

能狂言の黎明期。



『平家物語』が無名の数多くの琵琶法師によって語られた多声的な作品なら

古川日出男の原作で
野木亜希子の脚本で
松本大洋のキャラクター原案で
大友良英の音楽で
アヴちゃんと森山未來の踊りと謡いで
声優の方々と 
アニメーターの方々の表現力で

湯浅政明監督の采配でできたアニメーションもまた多声的なのだと納得させられる作品でした。











『犬王』古川日出男

文庫には池澤夏樹の解説があります
二重の表紙になっています。



原作は物語る疾走感があります。
全部音読してもいいくらい。



犬王には強(したたか)さがあった。
悲運は嘲笑えばよいと考えて、

恵まれていないのであれば
足りない分を奪(と)ればよいと考えていた。
奪(と)れないあいだは
歯噛みして、
歯噛みして、
唸ればよいと目していた。


習練を覗き見、
そっと観察し、
窃(ひそ)かに盗む。
舞の、猿楽の演技の技を盗む。
そこで醜が、美に変じた。

ならば転換はもっとありうるのではないか
と直感して

ーーこの直感はしかし
ほとんど言語化されなかったーー






映画では
原作では言語化していない
犬王達の内面が
表情や立ち居振る舞い、語りで表されます。

原作から凡人には想像しえなかった
謡いの激しさ美しさも。

メロディも演出も意外すぎて驚かされたし




思い込みからすれば
違和感がないわけじゃなかったけれど

後になるほどクセになる。
サントラ欲しいくらい。


ここまで民衆が熱狂し虜になったら

政事が警戒するのもよくわかる

室町を描きつつ
現代も射程にいれ


それぞれの才能が絶妙に補完しあう作品世界で
芸術のアナーキーさを体感する
面白い作品でした。












一週間がはじまりました。

昼夜も土日も関係なく
お忙しい方、
お体ご自愛ください。

皆さまが健やかにお過ごしでありますように。