先日、仕事が早く終わった日にジムに行こうと思って、ノーメイクでダサいスウェットの上下&西日対策用のつばの大きい帽子(女優が被るような顔があまり見えない)を被って歩いていたら、舅の後輩・Iさんが前から歩いてきました。
Iさん(80代)は舅と同じ地元で、高校も大学も超~高学歴。職場も同じだったから舅のことをいつも慕ってくれていました。
我が家の裏手に住んでいたので、舅の家を二世帯住宅にして引っ越しをしてきた時から私のことも可愛がってくださって、お世話になりました。
舅が施設に入居した時も、舅に会いに施設まで来てくれました。
Iさんの奥様の具合が悪くなってからは、家を売って2人で老人ホームに入居されたんです。
舅が亡くなった2021年にIさんの奥様も亡くなられて、そんな連絡をお互いにしあったりしていました。
ミー:
Iさんですか!?お久しぶりです、ミーですッ!
わぁ~こんな所で会うなんて!お元気そうですね、お肌もツヤツヤされて(笑)
Iさん:
えぇ!?(驚)
…ミーさん??(私の帽子の中を覗き込んで)
あー、ミーさんだ!(笑)
いやぁ~お声をかけていただかなかったら誰だかわからなかったですよ(笑)ありがとうございます。
ミー:
あ…ごめんなさい、いつもと違ってこんな格好をしていて…すみません(苦笑)
Iさん:
いや~よく私だってわかりましたね?(笑)声をかけてくださって嬉しいですよ。
ミー:
Iさん、ぜんぜん変わっていないですもん。
Iさん:
いや~こんな所でお会いするなんてね!(笑)いやね、ちょっとそこの病院に受診しに来たんですよ。
そうそう、実はミーさんにお電話をしようかなと思っていたところなんですよ。偶然にもこんな所でお会いするとは思ってもいませんでした。今、ちょっとお時間大丈夫ですか?
ミー:
あ、はい。なにかありましたか?
Iさん:
いやね、前々から先輩(舅)のお墓がどこにあるのかをお聞きしたかったんですよ。やっぱり私達の地元(我が家から車で2時間以上かかる地方)の方にあるんでしょうか?
ミー:
いえ、舅の地元ではなくて○○霊園っていう所にあります。
Iさん:
え!?○○霊園!!知ってます!
私が大学時代に叔母の家に居候していた街ですし、叔母の霊園でもあるんですよ。まさか同じ霊園だったなんて…すごく奇遇ですね(笑)
ここからIさんの昔話が始まって、舅との思い出話やIさんの奥様のお話も聞く…
そっか、では叔母のお墓参りに行く時に先輩(舅)のお墓参りも一緒にできるっていうことですね。これは嬉しいなぁ。
ミー:
いまメモがありましたら、舅のお墓の場所の番号をお教えしますが…
Iさん:
あ、ではスマホのメモに記入させてください。
舅のお墓の番号と霊園事務所の連絡先を教える。
Iさんは80代なのにスマホを簡単に使いこなしていて、しかもローマ字打ちでした(苦笑)地頭の良い人って年をとっても何でもこなせてすごい!と思いました。
ミー:
霊園事務所に立ち寄っていただければ霊園内の地図の用意がありますし、事務所の人も道順を教えてくれます。
でもここから電車で行くとしても遠方ですし、霊園内は広いからすごく歩きます。日陰もないので…あまりムリをしないでくださいね。
Iさん:
ありがとうございます。でも大丈夫です!(笑)
私にとっては懐かしい街ですし、なんか昔を思い出してきてワクワクしてきました(笑)6月にでも行こうと思います。
ところで…ミーさんのご主人は…えっと…お名前を忘れちゃったんですが…
ミー:
主人の名前は◇です。
Iさん:
そうそう!◇ちゃんだった!(主人が幼少期に同じ社宅にもいた時期があって交流があったようです)
私の息子と同じ年ぐらいでしたっけ?
息子は今年6△歳になるんですが…となると、ミーさんも同じぐらいですか??えー!?そんな風には見えませんが…
ミー:
えーっと…Iさんの息子さんよりも主人の方が年下です。主人は今年で5△歳になります。
(あえて私の年齢は言わない)
Iさん:
あ!そうなんですね。息子より年下というと、私の娘と息子の嫁さんと同じぐらいだなぁ…ミーさんはそんな風には見えないけれど…同じ年じゃないですよね?
ミー:(なんで私の年齢を聞きたいんだろう?と思いつつ)
はい、私は主人よりも年下です(笑)
それでもIさんがしつこく年齢を聞いてくるので、面倒くさくなったから私の年齢をお伝えする。
Iさん:
え?◇ちゃん(主人)よりもお若い?
ほら!やっぱりそうですよねー!!(笑)
ミーさんはいつも若々しくて、エネルギッシュで、はつらつとされているから…私の娘と息子の嫁と同じ年には見えなかったものですから(笑)お若いと思っていたんですよ。
ミー:(年下だけど、そんなにたいした年齢の差はないので)
50を過ぎればみんな同じですよ(苦笑)今日の私は帽子を被っているから、オバサン顔を見えないように誤魔化していますしね(笑)
Iさん:(はにかみながら)
いや~そんなことはないですよ(笑)
今日は元気で素敵なミーさんにお会いできて、すごく嬉しいなぁ(笑)お声をかけてくださって本当にありがとう!
(被っている帽子を外して一礼する)
いつもと変わらず、笑顔が素敵なIさん。
私も声をかけてよかったと思いました。
家に帰宅をしてから舅の霊園の地図がないか探してみたらありましたので、地図に舅のお墓の目印と最寄り駅からの行き方をラインで引いて、ちょっとしたお手紙も書いて、封をしてポストに投函する用意をしました。
帰宅した主人にIさんと会った話を伝えたら…
主人:
…アイツ(舅)ってさ、家ではどうしようもない奴で嫌われてんのに会社の人達にはなぜか!?慕われてるんだよなぁ~(頭をかしげる)。不思議だよなぁ。二面性があったんだろうな、絶対に。(大きなため息)
…
…
…
え!?(驚)
Iさんがうちの墓参りに行くって言ってたのかよ!6月に?お墓の周りに雑草が生えてるんじゃねーの?やべーッ!たぶん、汚いはず…。その前に掃除しに行かなきゃ!お墓参りに行ってくれるIさんに失礼だからな!
そう言っていた主人、その週末に1人でお墓参りに行って4時間もかけて掃除をしてきました(苦笑)
お墓の掃除後に主人から送られてきた写真には、ピカピカになったお墓と少し大きめの玉砂利も1個ずつ磨いたらしく(苦笑)ツヤツヤとしていて、お墓の敷地内もお墓の前の通りにも雑草が1本もありませんでした(笑)
掃除道具を貸し出しているお花屋さんが主人がなかなか戻ってこないから心配していたようで「そんなに時間がかかるほどの大きいお墓なんですか?」と言われたようだし、作業服で掃除をしているから霊園関係者と間違われて、迷っている人に道を聞かれて案内してあげたとか…(苦笑)
舅も生前は一緒にお墓参りに行くと掃除に時間をかけていましたが、主人の「4時間」にはかなわないと思っているでしょうね(笑)いや~私もびっくりしたし、一緒に行かなくてよかったぁ~と心底思いました(笑)
ま、主人がしっかりとお墓を守っていることは間違いないから、舅も姑も喜んでいることでしょう~。