私の職場にはシルバー人材センターからきているYさん(70代女性)がいるんですが、私とは部署が違うので一緒の仕事はしませんがロッカーで会うのでよく声をかけられます。

私も普通に返すのでロッカーで会うたびに話すようになり、私の返しに大笑いしてくれたり、私のネタに喜んだり、他の人達も会話に入ってきて盛り上がって、ロッカー内が賑やかになります。

 

そしてYさんは私のことをよく見ているようで

「ミーさんっていつも笑っているわよね」

「ミーさんは自分から皆に挨拶をしてる」

「誰とでも楽しそうに話をしている」

「あんなにたくさんあった仕事をあっという間に終わらせているからビックリしたわよ」

「文句や悪口を言わないわよね」

「ご主人と仲が良さそう」

などなど、朝ロッカーで会うと彼女が感じた思いを伝えてきてくれるし、必ず褒めてくれるんです。

 

私の事を良く思ってくれることは有難いのでYさんに感謝の言葉を伝えますが、私の返しの言葉に笑ってくれます。

 

→「仕事が大変だから、ムリにでも笑わってないとやってられない(笑)」

→「2回も挨拶したことがあるよ(笑)誰に挨拶をしたって気にしていないんだよね」

→「仲間達が面白いことを言うから楽しいんだよね」

→「私だけではなくて、皆に助けてもらっているから仕事を終わらすことができている」

→「文句はたくさん言ってるよ!しかも上司に直接伝えている(笑)Yさんの部署まで聞こえてないだけだよ~(笑)私はそんなに良い人ではないよ」

→「子供達が独立して主人しかいないから、うまくやっていかないとね~って感じ(笑)」

 

そして私が遠慮なく「Yさんって私の事が大好きですよね♪ありがとうございまーす!でも私、主人がいるのでーごめんなさい(笑)」と言うと、大笑いしていました。
 

みんなで笑うっていいですよね。

私も面白いことが言えて、こんなに笑っていられるのはココ最近のことだと思うんです。そう、Yさんに話しました。

 

ミー:

実は私…舅の介護をしていたんです。その時は暗かったんですよ~ほんと。毎日疲れているし、気が重たくてね…ため息の連続って感じでしたから。でも舅が2年前に亡くなったんです…。だから!元気になったのかも~(笑)と言ったら舅に怒られちゃうね。

 

Yさん:

え?そうだったの?(驚)

ミーさんからそんな感じがぜんぜんしないわよ…でもよく頑張ったわね。ミーさんのその頑張りをお子さん達が見ているから、ミーさんがそうなった時はちゃんと面倒をみてくれるわよ。

 

ミー:

そうですか?

でも私はYさんのようにいつもお元気で、パワフルでいたいです!だからこれからも、元気に出勤してきてくださいね。そして一緒に笑いましょう♪

 

Yさん:

あはは(笑)そうね、私も頑張るわ!

でもミーさんと会わない日があるのよね~。その日は朝から寂しいわ。職場の雰囲気もちょっと違うのよ…だから私が出勤する日は、ミーさんにいて欲しいわ。

 

ミー:

あはは(笑)それはムリムリ~。

休みの日は休ませてくださいなッ(笑)

 

すると、私達のロッカーの反対側にいた私の部署の同僚がやってきて「私が知っているミーはずーーーっと元気だし、お舅さんの介護をしていた時もいつも笑ってたよ!私が知っている限り、暗くなんか絶対になかった!ペラペラ喋ってたもんねー(笑)」とわざわざ訂正してきやがった…。

 

Yさんが「ほらね!やっぱりそういう人なのよ、ミーさんって」と皆で大笑い。

 

 

同僚が言うように舅の介護をしていた時も私が笑っていたというのであれば、家の事情と仕事のONOFFがちゃんと出来ていたんですね。それは良かったと思いました。

もうあの頃(舅を介護していた時)のことはよく覚えていないのですが、私なりに努力はしていたんだと思う。

 

乗り越えてしまえばあっという間のことになってしまいますが、当時はブログ更新をしょっちゅうしていたほどグチが止まらなかったし、何度も泣いたし、何もしてくれない主人と義姉に怒りを通り越して憤りを感じたし、自分だけがこんなに苦労していると思っていました。

 

でも歯を食いしばって頑張ってきた自分がいることは事実。きっとこの経験は私にとってプラスになっているし、50代の私を更に豊かにしてくれたと思えるようになってきて、今となっては舅の介護に携われたことに感謝できるようになりました。

 

「終わり良ければ総て良し」ですね。

そして、終わったことは悪く言わない、思わない方が私的にはラクです。

 

んが!!

 

未だに舅の悪口を言っている主人(苦笑)

「そんな思いをずっと持ち続けていて、疲れないのかな?」とある意味、感心しています。

舅に対して今でも憎しみを抱き続けるほど主人が嫌な経験をしたのかもしれないですが、憎い気持ちを持続させるって相当なパワーを使っていると私は思うんですよ。

 

舅が生きている間に主人の気持ちをぶつけておけばよかったし、舅も主人の気持ちを受け止めてくれれば、ここまでの思いを持ち続けることはなかったんじゃないか?と思う今日この頃…。

主人に「いいかげん、お前が乗り越えろよ」「そろそろ成長してくれよ」「いつまで反抗期を続けるんだよ」と思っています(ため息)