昨年10月から精神病院に入院している精神障害&軽度知的障害者の妹(40代後半)から手紙がバンバンと届いています。
妹が入院する際に、妹自身で持っていった便せんセットが尽きたのか?
私が妹の誕生日(昨年12月)にプレゼントを送った中に、私の子供からもらったかわいい便せんセットを一緒に入れたんですが、最近はその便せんセットを使って書いているようです。いろんな種類を使いたいかのように、いろんな絵柄の手紙が届きます。
妹から何通か手紙が届いたら送ろうと思って、私が書き溜めていた絵葉書の残り2通も、日を分けて投函しました。
2023/4/15の記事→【精神障害&軽度知的障害の妹への対応を方向転換するぞ!】
この絵葉書↓に対しての返事が届きました。
今年になって子供達みんなが独立した。舅の介護も終わってるから、ようやく私の自由な時間ができた。私の残りの人生、これからは自分の好きなことをして楽しむんだ!母からもそう言われてるような気がして嬉しく感じてる。
妹からの返事↓(原文のまま)
お姉ちゃんへ
おつかれさまでした。1人くらししたことはビックリしました。あっというまにすぎていっているのですね。いままでおつかれさまでした。お姉ちゃんの子供たちもがんばっているので、私もまけないようにがんばるね。これからお姉ちゃんの時間をたのしみだね。がんばったごほうびだね。
私もおかあさんがでてきたゆめをみたよ。苦しい!苦しいと言っていたからかわりにお水、せんこうをして下さい。よろしくおねがいします。
先生にききました。調子がよくなったのは3月げじゅんからなので1ヵ月しかたっていないからもうすこしようすをみましょうと言われました。
退院するのは近いかもしれないよ。退院してやることがいっぱいあるので楽しみだよ~。あとはグループホームをさがすだけだよ~ほけんしさんにおねがいしている。
この前に届いた妹からの手紙には「退院するのは秋頃になりそう。先生(精神科医)にそう言われた」と書いてあり、私の中では「まだまだ先だな」と安堵していたんです。
今回の手紙には「退院するのは近いかもしれない」って…退院を希望している妹にとっては良いことなのかもしれないけれど、その先のことを思うと私が妹と触れなくてもいい時間がなくなるわけで…何となくため息が。
精神病院に入院して、強い精神薬で何度も調整をしてきたから、妹が「退院したい」と思えるほどに回復してきているんだろうし、妹の頑張りもあるんだと思いますが、50年近く妹と触れている姉の私からしたら
妹が退院したら、結局は「人」と接していくことになるわけで、妹の周りにいて関わっていく「人」によって妹の精神状態が変わっていくから、今のご機嫌な状態の妹のままでずっといられる保証はどこにもない
と思っている。
妹が退院して日常生活が始まって、ちょっとでも精神的に不安を感じれば「誰かに電話をかけて安心したい」という衝動で妹は妹の支援者達や兄、私にガンガンと連絡を入れる…
そんな妹に私の平凡で静寂な日常を壊されたくない。
私の気持ちを妹に振り回されたくないからスルーしたり、自分の気持ちをしっかりと持ち続けるようにと努力している私の奮闘がまた始まるのかと思うと、ほんとうにやり切れない(ため息)
私がこんな妹とずっと触れているにも関わらず私は発狂することもないし、精神的な病気にもならない。それは私が精神のバランスを保とうと努力しているのであって、そのことを逆に有難いと思って欲しいぐらい。
でも…妹と会うと、ピュアな眼差しで私を見る姿に「私は姉として冷たいことをしている」と反省する思いが出てくる…なんか不思議。
妹からの手紙が届いても読まなきゃいいのにさぁ…読まないと!と思ってしまう私は、やっぱり「姉」としての気持ちを持っているから…なのもしれない。
先日、書店で季節ごとの風景が書いてあるカワイイ絵葉書を見つけました。
5月→田んぼの風景、6月→あじさいと雨、7月→青い海と空、8月→夜景の花火
合計4枚購入したので、これからは月1回だけ、絵葉書を妹に送ることにします。妹が秋まで入院しているという私の希望と過程ですが…(苦笑)