昨日 嫌がる主人を連れて、施設にいる認知症の舅に会いに行きました。
日曜日の午後はイベントがないので、舅は部屋にいることが多いです。
 
部屋を訪ねると、ドアの鍵がかかっていました。
主人がノックをすると舅が怒ったような声で「はーい!」と返事をして
鍵を開けました。
舅は主人と私をみて「オォー!」と笑顔に変わりました。
いつも差し入れで持っていく『シュークリーム』と
『ストローを差すカップのコーヒー(冷たい)』を持っていきました。
舅に渡すと「ありがとう」と言って喜びましたが、
「…どう食べたらいいのかわからない」と言われました。
私が袋を開けて「シュークリームだよ!」と言って手渡すと
舅が「中に何が入っているの?」と聞いてきました。
昨日はシュークリームがわからないようでした…
 
カップのコーヒーもストローを差して渡しているのに、
カップを開けようとしました。
私が「ちがうよ!ここ(ストロー)から吸って飲むんだよ」と言うと、
「そうかそうか~」と言って飲むことができました。
毎週舅に会いに行く時に同じものを持っていっているのに、
こういうことも忘れているんですね…。
 
主人は黙って立っているだけ…
舅と話そうとせず、腕を組んで無言でテレビを観ていました。
 
帰りの車の中で私が「一言もしゃべらなかったね」と嫌味を言うと
主人は笑って「本当だッ!(笑)ミーはよくあんなに話せるなぁ~」と
他人事のように言いました。
自分の父親に対して、しかも認知症という病気になっているのに、
ここまで冷たい感情を持ち続けることができる主人って
今までの恨みや怨念があるっていうことなのでしょうか…。
ある意味、すごいなって思いました。