●久しぶりの感触
こんにちは。洋服で人生を変える陽服師 水谷美加です。
久しぶりに混んだ電車とぎゅうぎゅう詰めのバスに乗り、目的地に着く前からかなり疲れてしまいました。人のカバンは当たるし、ドアが開くたびに色々な人がぶつかってきて、ラッシュは精神的にも肉体的にもかなり疲れますね。
毎日乗っていたら、慣れるのでしょうか?
そんなバスで、「降ります」の声が。
片腕は赤ちゃんを抱きかかえ、もう一方にはベビーカーと大きな荷物を持ったお母さんが、申し訳なさそうに出口に向かい、降りて行きました。
そして降りた途端「早く!!」と。
車内を見渡すと大人たちの脚の間から、小さな女の子が歩いてきて出口のステップの前で止まりました。そして、ぐるっと周りを見て私の手を掴んだのです。
そう!降りられなかったのです。
久しぶりに小さな女の子に手をぎゅっと握られました。その瞬間、ラッシュでのイライラが消え、娘が小さかった頃のことを思い出しました。
横にいた娘は、自分ひとりで大きくなったような顔をして偉そうですが、もうそろそろこの子の子育ても終わりが近いな・・・と思ったら、たまらなく愛しくなったのです。
バスの中で、とても小さな子にとても大きな幸せをもらいました。
その時、淡いピンクのセーターを着ていた私。
黒っぽい服の乗客が多かったバスの中で、淡いピンクのセーターの私は、その子の目に優しそうに映ったのかもしれませんね。
洋服はこんな幸せも、もたらしてくれるのですね。
いつもひと手間、ありがとうございます!!

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