全編広島弁で、それだけでも迫力ありますが
役所広司のイっちゃってる目、さすがです。
ヤクザとヤクザみたいな警察との攻防戦
派手なドンパチと刺青男女の濡れ場…だけ
みたいな映画ではありません。
正義とは、と観る者に語りかけてきます。
前半は確かにただのヤクザ映画かなあ?と感じさせますが
後半、主人公が変わってからは一気に真相へとなだれ込みます。
暴力団を描く映画は多々ありますが
安心して観ていられるのは
それは自分の日々の生活が暴力団と関わらないから。
実際は命がけでそれと対峙している者がいる。
誰のために何のために命をかけるのか。
フィクションだろうに
何故か昔々、こんな攻防戦とこんな警察官がいたんだろうなと思ってしまう。
だから役所広司演じるガミさんの生い立ちがいったいどうだったんだろうと思ってしまう。
なぜあの場で一人で戦っていたのか。
『孤狼の血』と言う題名がぴったりでしたね。
豚のフンがそれこそお腹いっぱい出てきますが
フンの中に紛れてフンにならなければならなかった
心がきれいな男の物語です。
もう一度観たいかもなぁ。

