この春
運送業から不動産業に転職した私。
前の運送業は雨の日も風の日も
重たい荷物を蟻のように配達する仕事だった。
からだはボロボロ。
生活はカツカツ。
物流が好きで自ら希望した職業だったのに
苦しかった。
生きるため、夜のコンビニのバイトも入れた。
そんな時
配達先の今の不動産会社に拾われた。
言葉は悪いけど
身受けされたようなものだ。
毎日
前の会社のドライバーがやって来る。
今の会社は上客の荷主なのだ。
ドライバーとはよく話をする。
からだのキツさや仕事の辛さが痛いほどわかる。
「羨ましいよ…」
一人のドライバーが私にそう呟いた。
雨風に当たる事なくキツい仕事もない。
冷暖房完備の居心地のいい会社。
羨ましいと言われるのも無理はない。
(私はカゴの中の鳥さ)
晴れた日
配達で汗を流しながら走り回った頃を思い出して
切なくて
ふと、パソコンから目を離して空を見る。
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