小デブは、パスタを食べ終えると
水をガブ飲みしながら
ずーーーーーーーっとわたしを見てる
あまりにもずーーーーっと見つめられてるので
やだぁ
なんてことにはならずに
何見てんだよワレ
ってなっちゃって
それが３回くらい続いた時に
ああ、もうこれは恋愛どころじゃねー と思い
「そろそろいこっか」と席を立った
カバンをごそごそやってる間に
小デブも立ち上がり
伝票を手に・・・・と思ったら
なぜかそこから動かない
伝票を！伝票を持てよデブ！
わたしも、財布が見つからないフリして席を立たない
多分数分、わたしはカバンの中にある財布を探していたであろう
すぐそこにあるけれども・・・・
なんならもうすでに掴んでもいるけれども
観念したのか伝票を持って会計に向かう小デブ
わたしはドアを出て待っていた
「いくらだった？」と見かけだけの２０００円を握りわたしは言う
～～～アプリの
「初デート費用は」の問いに
「男が全額払う」と書いてあるのをわたしは覚えていた ～～～
のだが
「1,200？1,300かな。小銭なかったらあるだけでいいよ」
なんやねんそれ
あるだけってなんやねん
１円玉かき集めてやろうかと思ったけど
もう
こんな顔して1,300円渡して店を出た
「どっか行く？」と小デブ
「台風来てるから帰る」
「そっか、俺、本屋行くからあっち」
「おっけー。じゃーね」
「また今度カラオケでも行こうよ！レベッカの」
「あはははは 」 
で、手を振って別れてから
そっこーで駅に向かって
このメッセージ確認してから
静かにマッチ解除させていただきました
結局、仕事何してるかわからんかったけど
いまさらどーでもええです
災難。
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